舗装の設計
重要度 A舗装で出題過去問 20問
舗装の設計は、1級舗装施工管理技術者 一般試験の平成28年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録600問中20問・重要度A)。出題されるのは舗装です。
要点:舗装の性能指標、TA 法、設計 CBR、交通量区分、コンクリート舗装の設計。
覚える要点
- 必須の性能指標は疲労破壊輪数・塑性変形輪数・平たん性(浸透させる場合は浸透水量)。構造設計は疲労破壊輪数を確保するのが目的で、塑性変形輪数は表層材料の指標
- 舗装計画交通量は大型自動車の1日1方向交通量で、一方向2車線以下はすべてが1車線を通過、3車線以上は70%以上(2車線70〜100%、3車線以上50〜80%)として算定
- 区間のCBR=各地点のCBRの平均値−標準偏差、設計CBRは2・3・4・6・8・12・20へ切り捨て。設計期間は疲労破壊によるひび割れが生じるまでの期間で、供用期間とは異なる
- TA法の等値換算係数は下層路盤でも修正CBRで変わり(30以上0.25、20以上30未満0.20)、路盤各層の最小厚は最大粒径の3倍かつ10cm(瀝青安定処理は2倍かつ5cm)。信頼度は道路管理者が設定し、TA法でも考慮できる
- 理論的設計方法は多層弾性理論で、各層は弾性係数とポアソン比で表し、破壊規準は混合物層下面の引張ひずみ→疲労ひび割れ、路床上面の圧縮ひずみ→わだち掘れ
- コンクリート舗装は舗装計画交通量・設計基準曲げ強度(4.4MPa)・設計支持力係数(設計CBR)で設計し、等値換算係数や塑性変形輪数は使わない。凍上抑制層は路床の一部でTAに含めない
- LCCの道路利用者費用には渋滞による時間損失・車両走行費・事故損失が入り、道路管理者費用は調査・設計・建設・維持管理・補修などの費用
勉強のしかた:分野2で毎年2〜3問出る。性能指標の役割分担、交通量の算定ルール、CBRの計算ルール、TA法と理論的設計法の違いを4項目で押さえ、応用試験の計算問題(TA・残存TA)と合わせて数値を手で解く練習をする。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、舗装の設計で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 問9:費用を負担するのは誰かで区分する。時間損失を負担するのは道路利用者である。
- 令和8年度 問10:理論的設計の3要素は「多層弾性理論」「弾性係数とポアソン比」「疲労ひび割れと永久変形の破壊規準」である。
- 令和7年度 問9:「1車線に集中させる」のは一方向1車線の場合だけである。
- 令和7年度 問34:保水性舗装と遮熱性舗装の機構の取り違え。
- 令和6年度 問10:舗装計画交通量・疲労破壊輪数はいずれも大型車の交通量を基にする。
- 令和5年度 問11:「路床の一部」を「路盤の一部」に置き換えている。凍上抑制層は凍上対策の置換え層であり、構造計算上の層ではない。
この論点の問題
ライフサイクルコストの費用項目令和8年度 問9
アスファルト舗装の理論的設計方法令和8年度 問10
舗装計画交通量令和7年度 問9
アスファルト舗装の設計(信頼性・理論的設計)令和7年度 問10
コンクリート舗装の構造設計に必要な項目令和7年度 問11
環境負荷軽減の舗装技術と主な効果令和7年度 問34
舗装の構造設計条件の設定令和6年度 問10
アスファルト舗装の構造設計(TA法・理論的設計方法)令和5年度 問11
舗装の計画・設計令和4年度 問10
舗装の構造設計令和3年度 問12
アスファルト舗装の理論的設計方法令和3年度 問13
基盤条件の設定と設計方法令和元年度 問10
アスファルト舗装の信頼性設計令和元年度 問11
TA法による各層の設計令和元年度 問12
アスファルト舗装の理論的設計方法令和元年度 問13
舗装の計画平成30年度 問11
舗装の設計平成29年度 問10
区間のCBRと設計CBRの計算平成29年度 問11
コンクリート舗装の補修の構造設計平成29年度 問12
アスファルト舗装の構造設計平成28年度 問10
同じ分野で出る論点
舗装では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成28年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。