海岸

重要度 B専門土木で出題過去問 20問

海岸は、1級土木施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録975問中20問・重要度B)。出題されるのは専門土木です。

要点:海岸堤防、消波工、養浜・離岸堤などの侵食対策。

覚える要点

  • 海岸堤防の盛土は多少粘土を含む粒度分布のよい砂質・砂礫質土を均等に締め固める。表法被覆工の場所打ちは水平打継ぎを避け、根固工は被覆工・基礎工と絶縁して単独で沈下できる構造
  • 捨石根固工は表層に大きな石を 3 個並び以上、内部へ次第に小さく。異形ブロック根固工の下部には空隙の小さい捨石層や吸出し防止材。傾斜型護岸の吸出し防止材は砕石層を省略せずに併用
  • 離岸堤は侵食区域の下手側から着手して上手側へ施工し、砕波帯付近の沈下対策はマット類より捨石工が優れ、1 基分をまとめて施工する
  • 潜堤・人工リーフは天端が海面下で反射波が小さく、透過波は天端水深が浅く天端幅が広いほど小さい。波高の大きい波を選択的に減衰し、堆砂機能は離岸堤より小さい
  • 人工リーフの被覆工は形状の整った材料なら 1 層並べ、中詰材は被覆工の間隙より大きい径の層を表面に設ける
  • 養浜は現地より粗い粒径を使うと平衡勾配が急になり汀線付近にとどまり、細かい粒径は沖へ移動して汀線付近の保全効果は小さい。シルト・有機物・ゴミは陸上で除去
  • 消波工は適度な空隙と大きい表面粗度で波のエネルギーを減衰させる

勉強のしかた:毎年2問。「上手・下手」「粗い・細かい」「大きい・小さい」など向きを入れ替えた文が中心なので、構造物ごとに理由付きで向きを覚える。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、海岸で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 問題A No.42:「粗い粒径は平衡勾配が大きい」までは正しく、その結果を「沖向きの急速な移動」とした点が誤りである。
  • 令和8年度 問題A No.43:「粒径のそろった」はよい材料のように聞こえるが、よく締まるのは粒度分布のよい材料である。
  • 令和7年度 問題A No.42:外側(表層)ほど大きく、内部ほど小さいという配置の向きを逆にした文である。
  • 令和7年度 問題A No.43:「粗度」は大きいほど波のエネルギーを減衰させる。「小さく」と逆にした文に注意する。
  • 令和6年度 問題A No.42:後半の「堆砂機能は離岸堤より少ない」は正しいため、文全体を正しいと判断しやすい。
  • 令和6年度 問題A No.43:「クラックを生じさせないように」という目的は正しく、手段(水平打継ぎ)が逆になっている点に気付きにくい。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

専門土木では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。