建築

重要度 B関連分野で出題過去問 21問

建築は、1級電気工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録911問中21問・重要度B)。出題されるのは関連分野です。

要点:鉄筋コンクリート構造・鉄骨構造、建築材料。

覚える要点

  • 柱のせん断補強筋は帯筋(フープ)、梁はあばら筋(スターラップ)で、主筋の座屈も帯筋で防ぐ。かぶり厚さは最も外側の鉄筋(柱は帯筋)の表面からコンクリート表面までの最短距離で、主筋からではない
  • コンクリートは水セメント比を小さくすると圧縮強度が大きくなり、硬化初期は湿潤状態を保つ(乾燥させない)。アルカリ骨材反応はアルカリ成分と骨材の反応で、鉄筋の錆ではない。付着強度は丸鋼より異形鉄筋のほうが大きい
  • 梁の貫通孔は柱の付近を避けて梁の中央寄りに設け、孔径は梁せいの1/3以下、中心間隔は孔の平均径の3倍以上(梁せい1,000mmに350φは不可)
  • ラーメン構造は曲げで抵抗するので部材の断面がトラス・ブレース構造より大きくなり、ブレースは軸方向力で抵抗する。鉄骨構造は鉄筋コンクリート構造より軽量にできるが、鋼材は高温で強度が下がるので耐火被覆が要る(不燃材料でもそのままでは耐火構造ではない)
  • H形鋼梁のウェブの座屈防止はスチフナで、ラチスは組立材の斜材、ガセットプレートは部材の接合に使う板、スプライスプレートは継手の添え板。摩擦接合は高力ボルトによる接合で溶接ではない。ブリーディングはコンクリートの用語
  • 鉄骨鉄筋コンクリート構造では、鉄骨の継手と鉄筋の継手の位置を同じ箇所に集中させず分散させる

勉強のしかた:毎回2問(平成30年度は3問)出て、ほぼ毎回1問が鉄筋コンクリート構造(帯筋とあばら筋、かぶり厚さ、梁貫通、水セメント比)、もう1問が鉄骨構造(ラーメンとブレース、スチフナ、耐火被覆)。同じ誤りの選択肢が何度も出るので、部材の名称と役割を対にして覚えておけば確実に取れる。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、建築で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 No.51:ラーメン=曲げで抵抗(断面大),ブレース=軸力で抵抗(断面小)。ブレースの圧縮材は座屈に注意する。
  • 令和8年度 No.52:継手は「分散」が原則(鉄筋・鉄骨とも)。SRC造は柱・梁の接合部の納まりとコンクリートの充填に注意する。
  • 令和7年度 No.51:梁貫通:孔径≦梁せいの1/3,中心間隔≧平均径の3倍,柱面から1.5D程度以上。
  • 令和7年度 No.52:スチフナ=ウェブの補強,ガセットプレート=接合用の板。
  • 令和6年度 No.51:かぶり厚さは「一番外側の鉄筋」から。柱は帯筋,梁はあばら筋。耐久性・耐火性のため,部位ごとに最小値が定められている。
  • 令和6年度 No.52:ウェブ=せん断,フランジ=曲げ,摩擦接合=高力ボルト。高力ボルトは一次締め・マーキング・本締めの順に締め付ける。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

関連分野では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。