機械設備
重要度 B関連分野で出題過去問 20問
機械設備は、1級電気工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録911問中20問・重要度B)。出題されるのは関連分野です。
要点:空気調和・換気、給排水、消火設備。
覚える要点
- 変風量単一ダクト(VAV)方式は送風温度を一定にして送風量を室ごとに変え、定風量単一ダクト(CAV)方式は風量を一定にしてコイルの冷温水量で給気温度を制御する(ダンパの開度ではない)。CAV方式は間仕切り変更や負荷の増加に対応しにくい
- ファンコイルユニット・ダクト併用方式のファンコイルユニットはペリメータ部の熱負荷(温度)を処理する。外気冷房は室内と外気のエンタルピーの差で外気ダンパを制御し、予冷・予熱運転中は外気の導入を止める
- 吸収冷温水機の冷媒は水で、臭化リチウム水溶液は吸収液。空気熱源ヒートポンプは暖房運転で外気温度が低いほど能力が低下する。地下の土壌に接する壁の通過熱負荷は暖房負荷に含め、冷房負荷には含めない
- 遠心ポンプの揚程曲線は右下がり、軸動力曲線は吐出し量とともに増える(締切り時に最小)、効率曲線は山形。揚水ポンプの空転防止は受水タンクの減水信号で行う
- 排水トラップは二重に設けてはならず、封水は通気管で守る。通気管は大気に開放し、水飲み器や飲料用受水槽のオーバーフロー管・水抜き管は間接排水とする(オーバーフロー管には防虫網)
- 飲料用受水槽の点検スペースは上部100cm以上(側面・下部は60cm以上)。ウォーターハンマは常用圧力が高い所で生じやすい。ガス漏れ検知器はガス燃焼器から水平距離でLNG(空気より軽い)は8m以内、LPG(重い)は4m以内。給気口は汚染を避けて高い位置に設ける
勉強のしかた:毎回2問出て、1問は空気調和(VAVとCAV、外気冷房、熱源機器)、もう1問は給排水(トラップ・通気管・間接排水・受水槽)が多い。関連分野は8問から5問を選ぶので、得意な分野にするなら空調方式の名前と制御する量(風量か温度か)、排水の決まりを対で覚える。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、機械設備で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 No.45:CAV=空気質・気流は安定,ゾーンの負荷差に弱い。VAV=個別制御・省エネだが,低負荷時に換気量が不足しないよう最小風量を確保する。
- 令和8年度 No.46:飲料用タンクのオーバーフロー管・水抜き管は間接排水+防虫網。マンホールは直径60cm以上の円が内接し,施錠できるもの。
- 令和7年度 No.45:給気口は「きれいな空気」を取る位置に。地表近く・排気口・冷却塔の近くを避ける。冷却塔の飛散水にはレジオネラ属菌が含まれるおそれがある。
- 令和7年度 No.46:対策:流速を遅く(管径を太く),減圧弁,水撃防止器,急閉止しない器具。圧力上昇は流速の変化にほぼ比例する。
- 令和6年度 No.45:空気熱源ヒートポンプの暖房は寒いほど能力が落ち,除霜運転も必要になる。外気温度と室温の差が大きいほど成績係数(COP)は下がる。
- 令和6年度 No.46:飲食・衛生に関わる機器(水飲み器・冷蔵庫・製氷機など)の排水は間接排水。間接排水管の管端と水受け容器のあふれ縁との間に排水口空間をとる。
この論点の問題
単一ダクト方式(定風量・変風量)令和8年度 No.45
飲料用受水槽の構造令和8年度 No.46
給気口・排気口の位置令和7年度 No.45
ウォーターハンマ令和7年度 No.46
空気調和設備の熱源機器令和6年度 No.45
排水設備令和6年度 No.46
空気調和設備の熱負荷計算令和5年度 No.48
高置タンク方式の給水設備の制御令和5年度 No.49
空気調和方式令和4年度 No.48
遠心ポンプの特性曲線令和4年度 No.49
空気調和設備の省エネルギー対策令和3年度 No.48
排水設備令和3年度 No.49
空気調和設備の熱源機器令和2年度 No.49
飲料用受水槽令和2年度 No.50
空気調和設備の制御方式令和元年度 No.49
LNG・LPGのガス設備令和元年度 No.50
空気調和方式平成30年度 No.49
排水設備平成30年度 No.50
空気調和設備の制御方式平成29年度 No.49
遠心ポンプの揚程曲線平成29年度 No.50
同じ分野で出る論点
関連分野では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。