測量・土工・建設機械

重要度 B土木・建築・設備で出題過去問 18問

測量・土工・建設機械は、1級造園施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録650問中18問・重要度B)。出題されるのは土木・建築・設備です。

要点:水準測量の計算、盛土・法面・土量の変化率、土工に用いる建設機械。

覚える要点

  • 水準測量の地盤高は、前の点の地盤高+後視−前視で順に求める(B.M.の標高+後視の和−前視の和でもよい)。求める測点の行にある後視は次の測点のための値で使わない。後視と前視を逆にした値も選択肢に入る
  • 盛土量(締め固めた土量)から掘削すべき地山土量は÷C、運搬するほぐした土量は地山×L、ダンプトラックの延べ台数はほぐした土量÷積載量。例:盛土4,500m³、L=1.20・C=0.90、5m³積みなら地山5,000m³・延べ1,200台
  • 盛土材料は締固めが容易でせん断強さが大きく、圧縮性が小さく吸水による膨潤性が低いもの。砂質土で高さ5m以下の盛土の法面勾配は1:1.5〜1:1.8が標準。原地盤が1:4より急なら段切りを行う
  • 盛土法面の表面の被覆土は侵食に強い粘性土を用いる(砂質土は誤り)。路床の1層の敷均し厚さは25cm以下(仕上り20cm以下)、路体は仕上り30cm以下。軟弱地盤上のサンドマットは厚さ0.5〜1.2m程度
  • バックホウは機械の設置地盤より低い所の掘削に適し、硬い土質・垂直掘り・底ざらい・水中掘削もできる(「高い部分の掘削に適する」はショベルの説明)。被けん引式と自走式があり掘削から敷均しまで一連で行うのはスクレーパ
  • タイヤローラは接地圧を変えられ、砕石は接地圧を高く、粘性土は低くする(逆は誤り)。ロードローラは敷均しができず、粒径のそろった砂質土や含水比の高い粘性土の締固めには向かない
  • 振動コンパクタ・振動ローラは砂質土向きで含水比の高い粘性土には向かない。含水比が高くトラフィカビリティーを確保しにくい土には湿地ブルドーザなど接地圧の小さい機械を使う。ダンプトラックは必要なコーン指数が大きく軟弱地の走行に向かない
  • レーキドーザは伐開・抜根用で、表土の掘削・運搬には向かない。振動コンパクタ(ハンドガイド式が多い)とタンパ(衝撃力)は小型軽量で狭い箇所の路床や構造物の裏込めの締固めに使う。モータグレーダは路盤材の敷均し・不陸整正

勉強のしかた:毎回1〜3問出る。水準測量の地盤高の計算と、土量の変化率による地山土量・ダンプトラックの延べ台数の計算がほぼ交互に出るので、式を手で解けるようにする(締固め後の土量にLを掛ける誤りの選択肢が必ずある)。ほかに建設機械の用途と盛土の施工が出る。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、測量・土工・建設機械で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 問題A No.21:地山→ほぐし=×L,地山→締固め=×C。締固め土量から地山土量に戻すときは÷Cとする。
  • 令和8年度 問題A No.33:ロードローラは粒度のよい砕石や砂利の締固めに向く。粒径のそろった砂は振動ローラ,高含水比の粘性土は湿地ブルドーザ。
  • 令和7年度 問題A No.15:No.2の行の後視(0.93)は使わない。求める点までの後視の和-前視の和を既知点の標高に足す。
  • 令和7年度 問題A No.21:バックホウは「下を掘る」,ショベルは「上を掘る」。
  • 令和6年度 問題A No.21:地山を基準(1.0)に,ほぐした土量=地山×L,締め固めた土量=地山×Cである。締固め後の土量から地山へ戻すときはCで割る。
  • 令和5年度 問題A No.15:器械高 = 既知の地盤高 + 後視,地盤高 = 器械高 − 前視。最後の測点の後視(1.61)は使わない。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

土木・建築・設備では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。