コンクリート

重要度 A必須問題・選択問題(1)・選択問題(2)で出題過去問 19問

コンクリートは、2級土木施工管理技士 第二次検定の平成28年度〜令和8年度(11回)のうち11回で出題された論点です(収録99問中19問・重要度A)。出題されるのは必須問題・選択問題(1)・選択問題(2)です。

要点:コンクリートの打込み・締固め・養生、暑中・寒中コンクリート、ひび割れの原因と対策。

覚える要点

  • 打込みは打上り面を水平に、1層40〜50cm以下、吐出口から打込み面まで1.5m以下、練混ぜから打終わりまで外気温25℃以下で2時間(25℃超1.5時間)、許容打重ね時間間隔2.5時間(25℃超2.0時間)、表面のブリーディング水は取り除く。
  • 棒状バイブレータは下層に10cm程度挿入、間隔50cm以下、1か所5〜15秒、穴が残らないようゆっくり引き抜き、横移動には使わない(材料分離の原因)。
  • 養生は散水・湛水・湿布で湿潤状態に保つ。湿潤養生期間は日平均気温15℃以上で早強3日・普通5日・混合セメントB種7日で、気温が低いほど・混合セメントほど長い。固まる前の沈下ひび割れはタンピング・再仕上げ。
  • 打継目は漏水・ひび割れの原因になる。レイタンスと緩んだ骨材粒を除去して表面を粗にし十分に吸水させ(乾燥させない)、水密構造物の鉛直打継目は止水板。コールドジョイントは計画した打継目と違う意図しない不連続面。
  • 鉄筋の継手は同一断面に集めず、交点は0.8mm以上の焼なまし鉄線、かぶりはスペーサ(版・梁はコンクリート製・モルタル製)。型枠相互の間隔はセパレータとフォームタイ、側圧に対する強度と剛性、スラブ支保工は上げ越し。
  • 型枠の取外しは荷重を受けにくい部分から行い、梁は側面が先で底面が最後。スラブ・梁の底面を外せる圧縮強度の参考値は14.0N/mm²。型枠内面には剥離剤を塗る。
  • 寒中は日平均気温4℃以下で打込み温度5〜20℃、所要強度まで5℃以上その後2日間0℃以上。暑中は25℃超で打込み温度35℃以下・1.5時間以内。マスコンクリートは内外の温度差を小さくする(表面に冷水は不可)。
  • 用語は1文で定義:ブリーディングは練混ぜ水の上昇、レイタンスはその表面にできるぜい弱な層、ワーカビリティーは材料分離を生じず作業しやすい程度、AE剤は微細な独立気泡を連行、流動化剤は後から加えて流動性を増す。

勉強のしかた:問題2〜3で毎年1〜2問、穴埋めと用語説明が中心。示方書の数値と用語の定義を1文で書けるように覚え、スペーサ/セパレータ、ブリーディング/レイタンスなど対になる語を取り違えない。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、コンクリートで間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 問題4:(ハ)の3日は早強ポルトランドセメント(15℃以上),5日は普通ポルトランドセメントの値。高炉セメントB種は普通ポルトランドセメントより長い7日。(ニ)は「短く」ではなく「長く」。
  • 令和8年度 問題7:(ロ)の2.5時間は,外気温25℃以下のときの許容打重ね時間間隔の値で,練混ぜから打終わりまでの時間とは別。(ハ)の「高温」で加熱して曲げるのは不可(常温が原則)。
  • 令和7年度 問題5:コールドジョイントは計画して設ける打継目とは違う。ワーカビリティーを「スランプの大きさ」だけで説明しない。
  • 令和6年度 問題4:(ハ)は「5」ではなく10cm程度。(ニ)は「速く」ではなく「ゆっくり」(穴を残さないため)。(ホ)は「変形」「中性化」ではなく「材料分離」。
  • 令和6年度 問題7:(ハ)は「靭性」「柔軟性」ではなく変形しにくさを表す「剛性」。(ニ)の「スペーサ」は鉄筋のかぶりを保つもので,型枠相互の間隔を保つのはセパレータ。
  • 令和5年度 問題7:(ハ)は語群の「千鳥」「交互」に引かれやすいが,文は「〇〇の断面に集めない」なので「同一」。(ニ)の「スペーサ」はかぶりを保つもので,型枠相互の間隔を保つのはセパレータ。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

必須問題・選択問題(1)・選択問題(2)では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成28年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。