工程管理

重要度 B必須問題・選択問題(2)で出題過去問 11問

工程管理は、2級土木施工管理技士 第二次検定の平成28年度〜令和8年度(11回)のうち10回で出題された論点です(収録99問中11問・重要度B)。出題されるのは必須問題・選択問題(2)です。

要点:工程表の作成、ネットワーク工程表のクリティカルパスと所要日数。

覚える要点

  • 横線式工程表の全所要日数は各工種の日数の合計から重複作業の日数を引く(同時作業の工種は1回だけ数える)。重複分を引き忘れる誤りが最も多い。
  • 施工手順は断面図の構造から決める:床掘工→基礎(砕石)工→均しコンクリート工→養生工→据付工→埋戻し工→残土処理工(最後)。側溝・擁壁は型枠組立→コンクリート打込み→養生→型枠取外し→埋戻しの順。
  • 重複作業の開始日は前工種の終了日から数える(床掘工1〜5日で2日重複なら基礎工は4日目開始・6日目終了)。
  • バーチャートは横軸に日数で各工事の工期が分かりやすいが作業相互の関連が不明確、ガントチャートは横軸に出来高比率(達成度)で進捗は分かるが所要日数・工期は分からない。
  • ネットワーク式は矢線(アクティビティ)と結合点で作業の順序・施工時期と全体工事と部分工事の関連が明確で、クリティカルパスから重点管理作業と完成日を予測できるが作成に熟練を要する。
  • グラフ式工程表は工種ごとの出来高比率と日数、出来高累計曲線は工事全体の進捗を示すS字形(バナナ曲線で管理)で、工種ごとの進捗は分からない。

勉強のしかた:問題4(選択)で工程表の作成か特徴の記述が毎年出る。日数計算は過去問を解いて重複の処理に慣れ、工程表の長所・短所は表にして各2つずつ書けるようにしておく。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、工程管理で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 問題2:(ロ)は「日数」ではなく「出来高比率」(横軸に日数をとるのはバーチャート)。(ハ)のPERTはネットワーク手法の一つの名前で,工程表の呼び方としては「ネットワーク式」。(ホ)のアクティビティは個々の作業のことで,重点管理作業を示すのはクリティカルパス。
  • 令和7年度 問題3:出来高累計曲線は工事全体の進捗を示すもので,工種ごとの進捗は分からない。グラフ式工程表(工種ごと)と取り違えない。
  • 令和7年度 問題9:基礎工の重複2日を引き忘れると24日になる。型枠取外しは養生の後,埋戻しは型枠取外しの後。
  • 令和6年度 問題9:①に「クリティカルパスがわかる」と書かない(ネットワーク式の特徴)。バーチャートは所要日数がわかるが,ガントチャートは所要日数がわからない点を混同しない。
  • 令和5年度 問題9:基礎砕石工の重複3日を引き忘れると31日になる。管渠を型枠取外し後に据える順にすると日数は同じ28日でも手順が誤りになる(図の管渠は基礎コンクリートに埋め込まれている)。
  • 令和4年度 問題2:(イ)と(ロ)を入れ替えない(バーチャート=日数,ガントチャート=出来高比率)。語群の「アクティビティ」「アロー」はネットワークの作業(矢線)を表す語で,(ホ)には当たらない。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

必須問題・選択問題(2)では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成28年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。