土工

重要度 A必須問題・選択問題(1)・選択問題(2)で出題過去問 19問

土工は、2級土木施工管理技士 第二次検定の平成28年度〜令和8年度(11回)のうち10回で出題された論点です(収録99問中19問・重要度A)。出題されるのは必須問題・選択問題(1)・選択問題(2)です。

要点:盛土・切土の施工、締固め、のり面保護、土留め、軟弱地盤対策。

覚える要点

  • 盛土材料は現地発生土の有効利用が原則。望ましい条件は締固め後のせん断強さが大きく圧縮性が小さく、雨水の浸食に強く吸水による膨潤性が低いこと。基礎地盤は伐開除根と排水処理を先に行う。
  • 敷均しは薄層で、1層の締固め後の仕上り厚さは路体30cm以下・路床20cm以下。含水量調節は自然含水比が施工含水比の範囲にないときに、ばっ気乾燥・トレンチ掘削(下げる)か散水(上げる)で行う。
  • 締固めの目的は空気間隙を減らし、法面の安定や支持力の増加など土構造物に必要な強度特性を得ること。盛土全体を均等に締め固め、端部・隅部は不足しやすい。最適含水比・最大乾燥密度で間隙が最小になる。
  • タイヤローラは機動性に優れ最も多く使われ、接地圧はバラスト(載荷重)と空気圧で変える。振動ローラは土の粒子を密な配列に移し、粘性に乏しい砂利・砂質土に効果がある。
  • 締固め管理は品質規定方式(締固め度を仕様書に明示し工法は施工者に任せる。最大乾燥密度の90%以上)と工法規定方式(機種・締固め回数・敷均し厚さを仕様書に規定)。
  • 切土は仕上げ面から余裕を残して本体を掘削してから法面を仕上げ、高さ5〜10mごとに幅1〜2mの小段を設ける。保護工は上方から順次、風化の早い岩はモルタル吹付、仮排水路は法肩の上や小段、地質が予想と違えば施工を中止。
  • 構造物の裏込めは非圧縮性で透水性のある材料を仕上り厚20cm以下で敷き均し、縁部はランマなど小型機械で締固め、浸透水は地下排水溝で処理。法面保護工は植生工(種子散布・張芝)と構造物工(モルタル吹付・ブロック張)を取り違えない。

勉強のしかた:問題2・3の穴埋めで毎年出る最頻出論点。盛土工指針・切土工指針の文章を語群なしでも埋められるよう数値(30cm・20cm・90%・5〜10m)ごと覚え、記述の留意事項は数値を付けて書く。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、土工で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 問題5:植生工(①②)の目的に「落石の防止」「表層の崩落の防止」,構造物工(③④)の目的に「緑化」を書くなど,工法の性格を取り違えない。2つの解答で同じ内容(例:どちらも「侵食を防ぐ」だけ)にしない。
  • 令和8年度 問題6:(ハ)のNATMはトンネル工法,RCDはダムのコンクリート工法。(ニ)の薬液注入や脱水も地盤改良の工法だが,「良質な材料で施工する」のは掘削置換。
  • 令和7年度 問題4:(ホ)は「3次元」データ。UAVは起工測量などに使う機器の名前で,(ニ)には入らない。
  • 令和7年度 問題6:(ニ)(ホ)を工法規定方式と取り違えない。品質規定方式は「品質を規定し工法は施工者に任せる」。
  • 令和5年度 問題4:(イ)は「N値」ではなく「地質」。(ハ)は「尾根」「平坦部」ではなく法面上端の「法肩」。(ホ)は「落石防護」に続く語として「柵」。
  • 令和5年度 問題6:(イ)と(ロ)を逆にしない((2)の締固め度は品質規定,(4)の機械の機種・回数は工法規定)。(ニ)は「80」「70」ではなく90。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

必須問題・選択問題(1)・選択問題(2)では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成28年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。