安全管理

重要度 B必須問題・選択問題(1)・選択問題(2)で出題過去問 13問

安全管理は、2級土木施工管理技士 第二次検定の平成28年度〜令和8年度(11回)のうち11回で出題された論点です(収録99問中13問・重要度B)。出題されるのは必須問題・選択問題(1)・選択問題(2)です。

要点:墜落・転落防止、掘削、移動式クレーン、車両系建設機械、足場などの安全対策と法令の規定。

覚える要点

  • 明り掘削:掘削面の高さ2m以上は地山の掘削作業主任者(技能講習)、崩壊のおそれは土止め支保工・防護網・立入禁止、点検者を指名して作業開始前・大雨後・中震以上の地震後に点検、運搬機械の後進・転落には誘導者、照度の保持、埋設物を損壊するおそれは掘削機械を使わない。
  • 土止め支保工の組立:組立図、切ばり・腹起しの脱落防止と突合せ継手、接続部・交さ部の緊結、作業区域は関係する作業従事者以外の立入りを表示等で禁止、つり綱・つり袋、作業主任者。設置後は7日以内ごと・中震以上の地震・大雨後に点検。
  • 墜落防止:高さ2m以上で作業床、端・開口部に囲い・手すり・覆い、架設通路は手すり85cm以上と中桟35〜50cm、足場の組立て等作業主任者はつり足場・張出し足場・高さ5m以上で技能講習修了者から選任。悪天候(風速10m/s・雨50mm・雪25cm)は作業禁止。
  • 移動式クレーン:作業方法・転倒防止・配置と指揮系統の決定、定格荷重を超えない、合図を定めて合図者を指名、上部旋回体との接触箇所とつり荷の下への立入禁止、敷鉄板とアウトリガー最大張出し、強風時中止、作業開始前の点検。
  • 玉掛け:つり上げ荷重1t以上は玉掛け技能講習修了者(1t未満は特別教育)、ワイヤロープの安全係数6以上、素線10%以上の切断・直径7%超の減少・キンクは使用禁止、作業開始前に玉掛用具を点検。
  • 架空線は事前調査と管理者協議、位置の目印、監視人、ブームを下ろして移動、防護カバー・高さ制限装置、感電防止は移設・囲い・絶縁用防護具・監視人。埋設物は台帳照合と試掘で目視確認、付近は人力掘削、標示板、ガス導管はつり防護・受け防護。

勉強のしかた:問題3・4で毎年1〜2問。穴埋めは安衛則・クレーン則の語句(2m・85cm・大雨・誘導・定格・技能講習)、記述は「条文に定める措置」を作業種別ごとに5つずつ覚えて、観点の違う2つを書けるようにする。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、安全管理で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 問題8:ダンプトラックは貨物自動車(車両系荷役運搬機械等)で車両系建設機械ではないので,ダンプトラックだけに関する措置は避ける。「安全に注意する」「保護帽を着用する」のような一般的な書き方は得点にならない。
  • 令和7年度 問題8:玉掛け用具の点検やつり荷の下への立入禁止(玉掛けの方法による規定)など玉掛けに関わる内容は避ける。「安全に注意する」のような抽象的な書き方は得点にならない。
  • 令和6年度 問題8:「安全に注意する」「保護帽を着用する」だけのような一般的な記述ではなく,規則に定める措置を書く。第373条の点検(7日を超えない期間ごと・中震以上の地震の後など)は設置後の措置で,組立作業の対策としては他の措置を優先する。
  • 令和5年度 問題2:(ロ)は語群の「型枠支保工」と取り違えない。(ハ)は「遮水シート」「養生シート」ではなく落石を受ける「防護網」。(ホ)は作業の「終了」後ではなく「開始」前の点検。
  • 令和5年度 問題8:「安全に注意する」「保護帽を着用する」のような一般的な記述ではなく,規則に定める具体的な措置を書く。つり荷の下の立入禁止を使うなら①か②の一方だけにする。
  • 令和4年度 問題8:旧用語の「安全帯」は,2019年2月施行の改正で「要求性能墜落制止用器具」に改められた。悪天候時の作業禁止と立入禁止は,2025年4月以降は労働者以外の者も対象になっている(下の law 参照)。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

必須問題・選択問題(1)・選択問題(2)では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成28年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。