土質調査・軟弱地盤対策
重要度 B必須問題・選択問題(1)で出題過去問 7問
土質調査・軟弱地盤対策は、2級土木施工管理技士 第二次検定の平成28年度〜令和8年度(11回)のうち5回で出題された論点です(収録99問中7問・重要度B)。出題されるのは必須問題・選択問題(1)です。
要点:原位置試験・室内試験の種類と目的、軟弱地盤の改良工法(置換・圧密促進・固結など)。
覚える要点
- 標準貫入試験は63.5kgのハンマーを76cm落下させサンプラーを30cm打ち込む打撃回数(N値)で地盤の硬軟・締まり具合を判定し、結果は土質柱状図・地質断面図に整理して支持層の分布を判断する。
- 平板載荷試験は剛な載荷板に垂直荷重を段階的に加え、荷重と沈下量の関係から地盤反力係数・極限支持力を求める。締め固めた地盤の品質管理にも使う。
- スクリューウエイト貫入試験(旧スウェーデン式サウンディング)は荷重と回転による貫入で静的貫入抵抗を求め軟弱層の厚さ・分布を把握。砂置換法は土の密度、RI計器は湿潤密度と含水比を現場で直接測定。
- 対策工法は「どうする工法か+何に効くか」を1文で:サンドマット(表層の排水層でトラフィカビリティー確保)、サンドドレーン(砂柱で圧密促進)、プレローディング・盛土載荷重(圧密促進・残留沈下低減、載荷後に撤去)。
- 深層混合処理(固化材の柱状改良体ですべり防止・沈下低減)、サンドコンパクションパイル(砂杭で締固め・液状化防止)、ディープウェル・地下水位低下(有効応力の増加で圧密促進)、押え盛土(側方の盛土ですべり防止)、緩速載荷(強度増加を待ってすべり防止)。
- サンドドレーン(鉛直排水)とサンドマット(水平排水層)、サンドコンパクションパイル(締固め)を混同しない。工法名の欄と特徴の欄が同じ工法を指すように書く。
勉強のしかた:問題2・3で原位置試験の穴埋めと軟弱地盤対策工法の記述が交互に出る。試験は「名称→求める値→使い道」、工法は「方法+効果」の形で一覧にして覚える。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、土質調査・軟弱地盤対策で間違えやすい点を集めました。
- 令和6年度 問題5:選んだ番号を書き落とさない。プレローディングは載荷した荷重を最後に撤去する点が,押え盛土工法や盛土荷重を残す工法との違い。
- 令和6年度 問題6:(ハ)は語群の「水平」と迷いやすいが,平板載荷試験は垂直荷重。(ホ)はおもりと回転で静かに貫入させるので「動的」ではなく「静的貫入抵抗」。
- 令和4年度 問題6:(ロ)は「管理図」「経路図」ではなく地質「断面図」。(ホ)は「地盤反力」係数で,語群の「透水」「圧密」と組み合わせた透水係数・圧密係数と混同しない。
- 令和2年度 問題3:サンドドレーン(砂柱で鉛直方向の排水)とサンドマット(地表に敷く水平の排水層)を混同しない。深層混合処理は「セメントを混ぜる」だけでなく,深部まで柱状の改良体をつくる点まで書く。
- 令和2年度 問題6:(ハ)は語群の「水平」と迷いやすいが,平板載荷試験は垂直荷重を加える。(ニ)は「圧密係数」「透水係数」ではなく地盤反力係数。
- 平成29年度 問題3:地下水位低下工法は「地下水を抜く」だけでなく,有効応力の増加による圧密促進・強度増加まで書く。緩速載荷工法は「ゆっくり盛る」だけでなく,強度増加を待ってすべり破壊を防ぐ目的まで書く。
この論点の問題
軟弱地盤対策工法の特徴令和6年度 問題5
土の原位置試験と結果の利用(穴埋め)令和6年度 問題6
土の原位置試験と結果の利用(穴埋め)令和4年度 問題6
軟弱地盤対策工法の工法名と特徴令和2年度 問題3
土の原位置試験(穴埋め)令和2年度 問題6
軟弱地盤対策工法の特徴平成29年度 問題3
土の原位置試験(穴埋め)平成28年度 問題6
同じ分野で出る論点
必須問題・選択問題(1)では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成28年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。