建設業特有の科目と処理
重要度 A第1・5問で出題過去問 19問
建設業特有の科目と処理は、建設業経理士2級の第29〜39回(11回)のうち11回で出題された論点です(収録142問中19問・重要度A。うち19問は第1問の問題の一部として出題)。出題されるのは第1問・第5問です。
要点:完成工事高・完成工事原価・完成工事未収入金・工事未払金・未成工事支出金・未成工事受入金。材料の現場出庫、外注費、JV(共同企業体)の出資と分配。
覚える要点
- 施工中の工事原価は未成工事支出金、完成すると完成工事原価へ振り替える。発注者からの前受金は未成工事受入金、完成時に完成工事高に充当した残りが完成工事未収入金。
- 材料・外注費など工事に関する未払いは工事未払金。本社建物の建築代金など工事以外の未払いは未払金、固定資産購入の手形は営業外支払手形。
- 自社の本社事務所の建築手付金は建設仮勘定であり、未成工事受入金や未成工事支出金ではない。
- 完成工事高の相手科目は完成工事未収入金と未成工事受入金(前受分の充当)。損益勘定には完成工事高・完成工事原価・販売費及び一般管理費が集まる。
勉強のしかた:科目の使い分けが第1問・第5問の全体に効く。商業簿記の売掛金・買掛金・仕掛品に当たる建設業科目を対応表にして、仕訳問題を解くたびに照合する。
この論点を含む問題
次の問題では、第1問の問題の中の一部として建設業特有の科目と処理が問われます。解説の該当箇所で、この論点の処理を確かめてください。
完成工事補償引当金の取崩し(前期引渡工事の補修)第39回 第1問 (4)
工事進行基準(3年目・見積総原価の増額と追加請負金あり)第39回 第1問 (5)
当座借越(二勘定制)による小切手の振出し第38回 第1問 (4)
工事進行基準(見積総原価と請負金額の変更あり)第38回 第1問 (5)
貸倒引当金を超える貸倒れ(貸倒損失)第37回 第1問 (4)
工事進行基準(3年目・請負金額と見積総原価の変更あり)第37回 第1問 (5)
工事完成・引渡しに伴う請求(消費税あり)第36回 第1問 (3)
工事進行基準(追加請負金と見積原価の変更あり・2年目)第36回 第1問 (5)
仮設材料のすくい出し方式(返却時の評価額)第35回 第1問 (5)
本社事務所の新築工事の前払い(建設仮勘定と営業外支払手形)第34回 第1問 (2)
前期の債権の貸倒れ(引当金を超える分は貸倒損失)第34回 第1問 (3)
工事進行基準(2年目・見積総原価と請負金額の増額あり)第34回 第1問 (5)
建設仮勘定から建物への振替(本社事務所の完成)第33回 第1問 (2)
完成工事補償引当金の取崩し(補修工事の外注費)第33回 第1問 (5)
工事進行基準(2年目・見積総原価の変更あり)第32回 第1問 (5)
工事進行基準(2年目・見積総原価の変更あり)第31回 第1問 (4)
工事進行基準(2年目・請負金額の増額あり)第30回 第1問 (4)
工事未払金の早期決済と仕入割引第29回 第1問 (1)
建物の完成と建設仮勘定の振替第29回 第1問 (3)
同じ大問で出る論点
第1・5問では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが第29〜39回の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。