決算整理・経過勘定・帳簿の締切

重要度 B第1・2・5問で出題過去問 13問

決算整理・経過勘定・帳簿の締切は、建設業経理士2級の第29〜39回(11回)のうち11回で出題された論点です(収録142問中13問・重要度B。うち11問は精算表の一部として出題)。出題されるのは第1問・第2問・第5問です。

要点:前払費用・未払費用・前受収益・未収収益の計上と再振替。仮払金・仮受金の整理。現金過不足の処理。損益勘定への振替。

覚える要点

  • 期末の前払利息=期首前払利息+当期支払額−損益計算書の支払利息。期首の前払は再振替で当期の費用に含まれるので足す。
  • 前払費用・未払費用・前受収益・未収収益は翌期首に再振替し、当期の支払額と合わせて当期の費用・収益を確定する。
  • 現金過不足は原因判明分を該当する費用・収益にし、不明分だけを雑損失・雑益にする。仮払金・仮受金は内容ごとに本来の科目に振り替える。

勉強のしかた:第2問の逆算と第5問の整理項目で出る。支払利息の勘定の流れ(期首前払→当期支払→当期費用→期末前払)をT字で描いて数字を入れる練習をする。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、決算整理・経過勘定・帳簿の締切で間違えやすい点を集めました。

  • 第35回 第2問 (2):期首の前払利息を引いてしまうと 150,000 − 148,000 − 3,000 = −1,000 になり合わない。期首の前払は「当期の費用になる分」なので足す。
  • 第29回 第2問 (4):期首の前払利息 5,000 を足し忘れて 350,000 − 340,000 = 10,000 とするミスが多い。前払費用の期首残高は再振替で当期の費用に含まれる。

この論点の問題

この論点を含む問題

次の問題では、精算表の中の一部として決算整理・経過勘定・帳簿の締切が問われます。解説の該当箇所で、この論点の処理を確かめてください。

精算表(現金過剰・棚卸減耗損・建設仮勘定の振替と期中完成建物の償却・予定計上差額)第39回 第5問
精算表(銀行勘定調整・仮払金の整理・生産高比例法の予定計上差額・期中取得備品)第38回 第5問
精算表(未渡小切手・減価償却の予定計上・備品の期首売却・建設仮勘定の振替・引当金3種・法人税等)第37回 第5問
精算表(現金過剰・仮設材料のすくい出し・建設仮勘定の振替・減価償却の予定計上・引当金・法人税等)第36回 第5問
精算表(当座預金の差異調整・生産高比例法の予定計上・仮払金と仮受金の整理・引当金3種・法人税等)第35回 第5問
精算表(現金過不足・仮設材料の評価額・減価償却の予定計上・建設仮勘定の振替・貸倒引当金戻入・法人税等)第34回 第5問
精算表(現金過不足・棚卸減耗・仮払金と仮受金の整理・減価償却の予定計上・有価証券の評価・引当金3種・法人税等)第33回 第5問
精算表(現金過不足・仮設材料のすくい出し・仮払金の利息と中間納付・建設仮勘定の振替・引当金4種・法人税等)第32回 第5問
精算表(当座預金の残高照合・減価償却の予定計上・仮払金と仮受金の整理・定率法・法人税等)第31回 第5問
精算表(現金過不足・仮設材料のすくい出し・仮払金の利息前払・仮受金3区分・機械の予定計上)第30回 第5問
精算表(未渡小切手・棚卸減耗・減価償却の予定計上・仮払金と仮受金の整理・個別評価の貸倒引当金・補償引当金の戻入・法人税等)第29回 第5問

同じ大問で出る論点

第1・2・5問では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが第29〜39回の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。