建物の完成と建設仮勘定の振替
これは建設業経理士2級 第29回(2021年9月12日(日)実施) 第1問 (3)(配点 4点)の問題です。論点は「固定資産の取得・減価償却・売却」(重要度B・解答の形は記号+勘定科目+金額)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
次の各取引について仕訳を示しなさい。使用する勘定科目は下記の<勘定科目群>から選び、その記号(A〜X)と勘定科目を書くこと。
新本社の建物(建築費総額 ¥5,800,000)が当期末に完成した。手付金 ¥1,200,000 を差し引いた残額 ¥4,600,000 を小切手を振り出して支払った。
A現金B当座預金C有価証券D建物E建設仮勘定F社債発行費G社債H未成工事受入金J工事未払金K未払配当金L受取配当金M資本準備金N利益準備金Q繰越利益剰余金R社債利息S社債発行費償却T売上割引U仕入割引W有価証券売却益X有価証券売却損
解答欄
正解
| 記号 | 借方科目 | 金額 | 記号 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|---|---|
| D | 建物 | 5,800,000 | E | 建設仮勘定 | 1,200,000 |
| B | 当座預金 | 4,600,000 |
解き方
- 完成した建物は建築費総額 5,800,000 で資産計上する。借方 建物 5,800,000。
- 先に支払っていた手付金 1,200,000 は建設仮勘定で処理されているので、これを取り崩す。貸方 建設仮勘定 1,200,000。
- 残額 5,800,000 − 1,200,000 = 4,600,000 を小切手で支払う。貸方 当座預金 4,600,000。
引っかけ:自社の建物に対する手付金は「建設仮勘定」であり、「未成工事受入金」(顧客からの前受金)ではない。建物の取得原価は支払額 4,600,000 ではなく総額 5,800,000。
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論点ページ:固定資産の取得・減価償却・売却の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→第29回の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士2級 第29回(2021年9月12日(日)実施) 第1問 (3)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する