建設仮勘定から建物への振替(本社事務所の完成)
これは建設業経理士2級 第33回(2023年9月10日(日)実施) 第1問 (2)(配点 4点)の問題です。論点は「固定資産の取得・減価償却・売却」(重要度B・解答の形は記号+勘定科目+金額)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
次の各取引について仕訳を示しなさい。使用する勘定科目は下記の<勘定科目群>の中から選び、その記号(A〜X)と勘定科目を書くこと。なお、解答は次に掲げた(例)に対する解答例にならって記入しなさい。
本社事務所の新築工事が完成し引渡しを受けた。契約代金 ¥21,000,000 のうち、契約時に ¥7,000,000 を現金で支払っており、残額は小切手を振り出して支払った。
A現金B当座預金C投資有価証券D建物E建設仮勘定F工事未払金G機械装置減価償却累計額H完成工事補償引当金J機械装置K別途積立金L繰越利益剰余金M社債N社債利息Q外注費R完成工事補償引当金繰入S有価証券利息T支払利息U火災未決算W保険差益X火災損失
解答欄
正解
| 記号 | 借方科目 | 金額 | 記号 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|---|---|
| D | 建物 | 21,000,000 | E | 建設仮勘定 | 7,000,000 |
| B | 当座預金 | 14,000,000 |
解き方
- 契約時に支払った 7,000,000 は建設仮勘定(資産)として計上済み。完成・引渡しを受けたので建設仮勘定を取り崩し、建物に振り替える。
- 残額 21,000,000 − 7,000,000 = 14,000,000 は小切手の振出しなので当座預金の減少。
- 借方 建物 21,000,000 / 貸方 建設仮勘定 7,000,000・当座預金 14,000,000。
引っかけ:契約時の支払額 7,000,000 を「現金」で処理しない。契約時にすでに建設仮勘定に計上されているので、完成時は建設仮勘定の取崩しになる。
同じ論点の過去問
第39回 第1問 (3)同種固定資産の交換(交換差金の支払いあり)
第38回 第1問 (3)土地の取得原価(付随費用の算入と営業外支払手形)
第38回 第2問 (4)総合償却の平均耐用年数(加重平均法)
第37回 第1問 (3)車両の売却(売却損・代金は翌月入金)
第37回 第2問 (2)火災による固定資産の焼失と保険金(火災損失の逆算)
論点ページ:固定資産の取得・減価償却・売却の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→第33回の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士2級 第33回(2023年9月10日(日)実施) 第1問 (2)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する