本社事務所の新築工事の前払い(建設仮勘定と営業外支払手形)
これは建設業経理士2級 第34回(2024年3月10日(日)実施) 第1問 (2)(配点 4点)の問題です。論点は「固定資産の取得・減価償却・売却」(重要度B・解答の形は記号+勘定科目+金額)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
次の各取引について仕訳を示しなさい。使用する勘定科目は下記の<勘定科目群>から選び、その記号(A〜X)と勘定科目を書くこと。なお、解答は次に掲げた(例)に対する解答例にならって記入しなさい。
本社事務所の新築のため外注工事を契約し、契約代金 ¥20,000,000 のうち ¥5,000,000 を前払いするため約束手形を振り出した。
A現金B当座預金C有価証券D完成工事未収入金E受取手形F前払費用G建設仮勘定H建物J貸倒引当金K未払金L営業外支払手形M資本金N資本準備金Q完成工事高R完成工事原価S貸倒損失T貸倒引当金繰入額U貸倒引当金戻入W有価証券売却益X有価証券売却損
解答欄
正解
| 記号 | 借方科目 | 金額 | 記号 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|---|---|
| G | 建設仮勘定 | 5,000,000 | L | 営業外支払手形 | 5,000,000 |
解き方
- 自社で使う建物(本社事務所)はまだ完成していないので、前払額 5,000,000 は建物ではなく建設仮勘定(借方)で処理する。
- 固定資産の取得のために振り出した約束手形は、営業取引の支払手形と区別して営業外支払手形(貸方)にする。
- 仕訳は 借方 建設仮勘定 5,000,000 / 貸方 営業外支払手形 5,000,000。契約代金 20,000,000 は仕訳に使わない。
引っかけ:「工事」という言葉に引きずられて未成工事支出金や工事未払金を使わないこと。自社の本社事務所を建てる取引は工事原価ではなく固定資産の取得である。手形も支払手形ではなく営業外支払手形を選ぶ。
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論点ページ:固定資産の取得・減価償却・売却の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→第34回の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士2級 第34回(2024年3月10日(日)実施) 第1問 (2)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する