第29回 第1問 (1)論点:当座預金・当座借越・小切手重要度 B配点 4点未着手

工事未払金の早期決済と仕入割引

これは建設業経理士2級 第29回(2021年9月12日(日)実施) 第1問 (1)(配点 4点)の問題です。論点は「当座預金・当座借越・小切手」(重要度B・解答の形は記号+勘定科目+金額)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。

次の各取引について仕訳を示しなさい。使用する勘定科目は下記の<勘定科目群>から選び、その記号(A〜X)と勘定科目を書くこと。

工事未払金 ¥8,000,000 を決済日よりも早く小切手を振り出して支払い、¥15,000 の割引を受けた。

A現金B当座預金C有価証券D建物E建設仮勘定F社債発行費G社債H未成工事受入金J工事未払金K未払配当金L受取配当金M資本準備金N利益準備金Q繰越利益剰余金R社債利息S社債発行費償却T売上割引U仕入割引W有価証券売却益X有価証券売却損

解答欄

借方

貸方

借方・貸方は 3 行まで使えます。使わない行は空欄のままにしてください。

金額はカンマなしでも入力できます。

正解

記号借方科目金額記号貸方科目金額
J工事未払金8,000,000B当座預金7,985,000
U仕入割引15,000

解き方

  1. 工事未払金 8,000,000 の債務がなくなるので、借方 工事未払金 8,000,000。
  2. 支払期日前の決済で受けた割引 15,000 は、仕入割引(営業外収益)として貸方に計上する。
  3. 実際に小切手で支払った額は 8,000,000 − 15,000 = 7,985,000。貸方 当座預金 7,985,000。
引っかけ:早期決済による割引は「仕入割引」(買う側)で、「売上割引」(売る側)ではない。また、割引は債務の減額ではなく収益なので、工事未払金は割引前の全額 8,000,000 を消す。
現行基準との関係:仕入割引は現行でも営業外収益として処理する。一方、売る側の売上割引は現行の「収益認識に関する会計基準」(2021年4月1日以後開始する事業年度から適用)のもとでは変動対価として売上高(完成工事高)から控除する扱いになり、営業外費用の科目としては使わない。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士2級 第29回(2021年9月12日(日)実施) 第1問 (1)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する