木工事
重要度 B施工・能力で出題過去問 16問
木工事は、2級建築施工管理技士 第一次検定の平成30年度〜令和8年度(16回)のうち16回で出題された論点です(収録800問中16問・重要度B)。出題されるのは施工・能力です。
要点:在来軸組構法の継手・仕口の位置と名称、アンカーボルト・接合金物、火打梁・筋かい。
覚える要点
- 土台の継手付近はアンカーボルトで上木を締め付ける。アンカーボルトは土台の両端部、継手の位置、耐力壁の両端の柱に近接した位置に設け、土台の継手は柱と床下換気口の位置を避ける
- 大引の継手は床束心から150mm程度持ち出して腰掛けあり継ぎ、胴差の継手は柱心から150mm程度持ち出して腰掛けかま継ぎ、軒桁の継手は柱心から持ち出して追掛け大栓継ぎとする
- 根太の継手は大引などの受材心で突付け継ぎ、根太掛けの継手は柱心で突付け継ぎ、垂木の継手は母屋の上でそぎ継ぎとして乱に継ぐ
- 火打梁は床・小屋などの水平構面の隅角部に入れ、鉛直構面の隅角部に入れるのは方づえ。筋かいは欠き込まずに通して間柱を欠き取り、建入れ直しの完了後に接合金物・火打材を固定してから筋かいを取り付ける
- 隅通し柱は土台へ扇ほぞ差しとしホールダウン金物で締め付ける。心持ち材の柱は見え隠れ部分に背割りを入れる。棟木が真束より小さい場合は真束の頂部で棟木を挟むわなぎほぞ差しとする
- 腰掛け鎌継ぎは首が長く頭が矢じり形、腰掛け蟻継ぎは首が短く頭が台形。目違い継ぎは木口の突起を溝にはめ込み、台持ち継ぎはダボ、金輪継ぎは込み栓で締める。蟻掛けは台形(蟻形)の加工が目印
- ラグスクリューの先孔はスクリュー径の50〜70%程度とする。ボルトの頭や座金が仕上げに支障するときは耐力上影響のない深さで彫り込む。内装下地や造作材は雨水の影響を受けないよう屋根葺きの後に取り付ける
勉強のしかた:毎回1問(能力問題でも出る)で、在来軸組構法の継手・仕口の位置と名称が中心。継手の位置(150mm持ち出す部材と受材心で継ぐ部材)、アンカーボルトで締めるのは「上木」、火打梁は水平構面、鎌と蟻の形の違いが繰り返し問われる。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、木工事で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 前期 No.22:大引・土台・胴差などの継手は「束心・柱心から150mm持ち出し」,根太掛けは「柱心」。
- 令和7年度 後期 No.39:アンカーボルトは「上木側を締める」。継手・仕口の位置は,柱の直下や換気口部分を避ける。
- 令和7年度 前期 No.21:火打は「水平」,方杖・筋かいは「鉛直」の構面を固める部材である。
- 令和6年度 後期 No.21:蟻は台形(あり形)の突起,鎌は長い首の先に頭が付いた形。どちらも土台・桁などの継手に用いる。
- 令和5年度 後期 No.22:蟻掛け・蟻継ぎは「台形(蟻形)」の加工が目印。
- 令和5年度 前期 No.21:受材心で継ぐのは根太,柱心は根太掛け,大引だけは床束心から持ち出す。
この論点の問題
木造在来軸組構法の継手位置令和8年度 前期 No.22
木造在来軸組構法(土台・根太・筋かい)令和7年度 後期 No.39
木造在来軸組構法の施工(貫・筋かい・火打梁)令和7年度 前期 No.21
木工事の継手の名称と図令和6年度 後期 No.21
在来軸組構法の木工事令和6年度 前期 No.22
在来軸組構法の仕口の名称と納まり図令和5年度 後期 No.22
在来軸組構法の継手位置令和5年度 前期 No.21
在来軸組構法の木工事(継手・仕口)令和4年度 後期 No.22
在来軸組構法の木工事令和4年度 前期 No.22
在来軸組構法の木工事令和3年度 後期 No.40
在来軸組構法の木工事(継手・筋かい)令和3年度 前期 No.21
在来軸組構法の木工事令和2年度 後期 No.24
在来軸組構法の木工事(継手・背割り)令和元年度 後期 No.24
在来軸組構法の継手の図と名称令和元年度 前期 No.23
在来軸組構法の木工事平成30年度 後期 No.23
在来軸組構法の継手平成30年度 前期 No.24
同じ分野で出る論点
施工・能力では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成30年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。