環境工学

重要度 B一般基礎で出題過去問 24問

環境工学は、2級管工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(17回)のうち17回で出題された論点です(収録884問中24問・重要度B)。出題されるのは一般基礎です。

要点:室内空気環境(温熱・CO2・浮遊粉じん)、水質、地球環境。

覚える要点

  • SS(浮遊物質)・BOD・CODは水質の指標で、室内環境とは関係がない。室内空気中の浮遊物は「浮遊粉じん」(0.15mg/m³以下)
  • 温熱環境の4要素は温度・湿度・気流・放射。PMVはこれに代謝量(met)と着衣量(clo)を加えて温冷感を予測する指標で、PPDは不満を感じる人の割合
  • 二酸化炭素は空気より重く、直接の有害性は低いが在室者による汚染の総合的な指標で、必要換気量はCO2濃度の許容値(1,000ppm)から求める
  • 一酸化炭素は無色無臭で不完全燃焼により発生し、ヘモグロビンと結び付いて酸素の運搬を妨げる。ホルムアルデヒドは無色で刺激臭がありシックハウス症候群の原因。COの管理基準は2022年4月から6ppm以下
  • BODは微生物が有機物を分解するときの酸素消費量、CODは酸化剤で酸化される物質の量を酸素量で表したもの、DOは水中に溶けている酸素の量、SSは浮遊物質の量
  • 硬度はカルシウム・マグネシウムイオンの量で、多い水が硬水。気体の水への溶解度は温度が上がるほど小さく、0℃の水が凍ると体積が約9%増えて氷は水に浮く
  • 空気齢は外気が室内に入ってからある点に達するまでの平均時間で、小さいほど新鮮で換気効率がよい
  • 光化学スモッグは窒素酸化物と揮発性有機化合物に紫外線が作用して生じる。二酸化炭素は地球温暖化の原因物質、PM2.5は粒径2.5μm以下の微小粒子状物質

勉強のしかた:毎回1〜2問の必須問題。「室内環境と関係のない指標」でSS・CODを選ばせる問題が繰り返し出るので、空気の指標と水質の指標を分けて覚え、CO2・CO・ホルムアルデヒドの性質の違いを押さえる。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、環境工学で間違えやすい点を集めました。

この論点の問題

光化学スモッグの発生要因令和8年度 前期 No.1
室内環境に関係する指標令和8年度 前期 No.4
熱中症の発症・予防に関係する用語令和7年度 後期 No.1
空気環境(ホルムアルデヒド・臭気・PM2.5)令和7年度 後期 No.4
室内環境に関係する用語令和7年度 前期 No.4
空気環境(汚染度の指標・空気齢)令和6年度 後期 No.1
水質の指標(濁度・COD・色度・硬水)令和6年度 前期 No.1
空気環境(浮遊粉じん・臭気・必要換気量)令和5年度 後期 No.2
空気環境の指標(SS)令和5年度 前期 No.1
空気環境(一酸化炭素・二酸化炭素)令和4年度 後期 No.1
水の性質(軟水・BOD・pH)令和4年度 後期 No.2
水質の指標(濁度・COD・DO・硬度)令和4年度 前期 No.2
水の性質(比熱・体積膨張・溶解度)令和3年度 後期 No.2
室内空気環境と関係のない指標令和3年度 前期 No.1
室内空気環境(石綿・空気齢・臭気・CO2)令和3年度 前期 No.2
水質の環境基準(生活環境項目)令和2年度 後期 No.1
室内空気環境(必要換気量の算出根拠)令和2年度 後期 No.2
水と環境(溶解度・濁度・DO・COD)令和元年度 後期 No.2
空気環境(ホルムアルデヒド・PM2.5・CO₂)令和元年度 前期 No.1
水の性状の指標(pH・BOD・DO・硬度)令和元年度 前期 No.2
室内環境に関する用語の組合せ(着衣量)平成30年度 後期 No.1
空気環境(二酸化炭素・一酸化炭素・VOCs)平成30年度 前期 No.1
水の性質(密度・溶解度・pH・DO)平成30年度 前期 No.2
室内環境の指標(SS)平成29年度 No.2

同じ分野で出る論点

一般基礎では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。