建築学
重要度 B一般基礎で出題過去問 17問
建築学は、2級管工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(17回)のうち17回で出題された論点です(収録884問中17問・重要度B)。出題されるのは一般基礎です。
要点:鉄筋コンクリート造の構造と梁貫通、コンクリートの性質、建築材料。
覚える要点
- 鉄筋とコンクリートの線膨張係数はほぼ等しい(約1×10⁻⁵/℃)。コンクリートはアルカリ性で鉄筋の表面に不動態皮膜ができてさびにくいが、中性化が進むとさびやすくなる
- コンクリートは圧縮に強く引張に弱く、引張強度は圧縮強度の約1/10。引張力は鉄筋が負担する
- 帯筋(フープ)は柱、あばら筋(スターラップ)は梁のせん断補強筋。異形棒鋼は節があるので丸鋼よりコンクリートとの付着力が大きい
- かぶり厚さは部位ごとに異なり、床・壁2cm、柱・梁3cm、土に接する部分4cm、基礎6cm。厚いほど中性化が鉄筋に達するまでの時間が長い
- 鉄筋の折曲げ加工は常温で行い、継手は応力の小さい位置に設けて1か所に集中させない。鉄筋のあきは粗骨材の最大寸法と鉄筋の径で決まる
- 水セメント比が大きいほどコンクリートの圧縮強度は小さくなり、スランプが大きいほど軟らかく流動性が高い
- 打設後は湿潤養生とし、硬化中のコンクリートに振動を与えない。養生温度が低いほど強度の発現が遅れ、せき板の存置期間はセメントの種類と平均気温で決まる
- 梁貫通孔はせん断力の大きい梁端部を避けて補強筋で補強し、柱には配管を埋め込まない。構造計算の荷重には固定・積載・積雪荷重のほか風圧力・地震力も含む
勉強のしかた:毎回1問の必須問題で、ほとんどが鉄筋コンクリートの性質と施工。線膨張係数がほぼ等しいこと、帯筋は柱・あばら筋は梁、水セメント比とスランプの意味を押さえる。単純梁の反力の計算(荷重に近い支点ほど大きい)も出たことがある。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、建築学で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 前期 No.6:水セメント比が大きい(水が多い)と、強度・耐久性が下がり、乾燥収縮が大きくなる。
- 令和7年度 後期 No.6:継手・開口・スリーブは、構造上の弱点になるので応力の小さい位置に設けると覚える。
- 令和7年度 前期 No.6:梁はあばら筋、柱は帯筋。どちらもせん断補強である。
- 令和6年度 後期 No.6:中性化が進むとアルカリ性が失われ、鉄筋がさびやすくなる。
- 令和6年度 前期 No.6:荷重に近い支点ほど大きな反力を受ける。RAとRBを取り違えないよう、どの点まわりのモーメントかを確かめる。
- 令和5年度 後期 No.6:水が多いほどコンクリートは打ち込みやすくなるが、強度と耐久性は下がる。
この論点の問題
鉄筋コンクリート造(水セメント比・養生)令和8年度 前期 No.6
鉄筋コンクリート構造令和7年度 後期 No.6
鉄筋コンクリート造(強度・補強筋)令和7年度 前期 No.6
コンクリートの性質令和6年度 後期 No.6
単純梁の支点反力の計算令和6年度 前期 No.6
コンクリート工事(水セメント比・打継ぎ)令和5年度 後期 No.6
鉄筋コンクリート造の鉄筋令和5年度 前期 No.6
鉄筋コンクリートの特性令和4年度 後期 No.6
コンクリートの初期養生令和4年度 前期 No.6
鉄筋コンクリートの特性令和3年度 後期 No.6
鉄筋コンクリート造の鉄筋(かぶり厚さ・あばら筋)令和3年度 前期 No.6
鉄筋コンクリート造の施工(スランプ・養生)令和2年度 後期 No.6
鉄筋コンクリート造の鉄筋(かぶり厚さ)令和元年度 後期 No.6
鉄筋コンクリート造の構造(荷重・梁貫通孔)令和元年度 前期 No.6
鉄筋コンクリートの性質平成30年度 後期 No.6
鉄筋コンクリート造の鉄筋工事平成30年度 前期 No.6
鉄筋コンクリート(線膨張係数・帯筋)平成29年度 No.6
同じ分野で出る論点
一般基礎では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。