水質の環境基準(生活環境項目)
これは2級管工事施工管理技士 第一次検定 令和2年度 後期(2020年11月15日(日)実施) No.1の問題です。論点は「環境工学」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
公共用水域の水質汚濁に係る環境基準において、「生活環境の保全に関する環境基準」に基準値が定められていないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(1) 塩化物イオン濃度
解き方
- 生活環境の保全に関する環境基準(生活環境項目)は、河川ではpH・BOD・SS・DO・大腸菌群数、湖沼ではCOD・全窒素・全燐など、海域ではCOD・n-ヘキサン抽出物質などについて基準値が定められている。
- 塩化物イオン濃度は生活環境項目に含まれていない。よって(1)が基準値の定められていないものである。
選択肢ごとの解説
- (1)定められていない。塩化物イオン濃度は生活環境項目の基準値の対象ではない。
- (2)定められている。水素イオン濃度(pH)は河川・湖沼・海域のいずれにも基準値がある。
- (3)定められている。BODは河川の有機汚濁の指標として基準値がある。
- (4)定められている。浮遊物質量(SS)は河川・湖沼に基準値がある。
引っかけ:湖沼・海域の有機汚濁はBODではなくCODで定められている。塩化物イオンは水道水の水質基準の項目である。
現行法令との関係:生活環境の保全に関する環境基準の大腸菌群数は、2021年10月の告示改正(2022年4月1日施行)で大腸菌数に改められた。塩化物イオン濃度が基準値の対象でないことは変わらず、この問題の答えは変わらない。
同じ論点の過去問
令和8年度 前期 No.1光化学スモッグの発生要因
令和8年度 前期 No.4室内環境に関係する指標
令和7年度 後期 No.1熱中症の発症・予防に関係する用語
令和7年度 後期 No.4空気環境(ホルムアルデヒド・臭気・PM2.5)
令和7年度 前期 No.4室内環境に関係する用語
論点ページ:環境工学の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和2年度 後期の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級管工事施工管理技士 第一次検定 令和2年度 後期(2020年11月15日(日)実施) No.1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する