契約・設計図書
重要度 B共通工学・施工管理法で出題過去問 18問
契約・設計図書は、1級土木施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録975問中18問・重要度B)。出題されるのは共通工学・施工管理法です。
要点:公共工事標準請負契約約款、設計図の読み方。
覚える要点
- 約款の請求・通知・報告・承諾などは書面で行う。設計図書と現場の不一致・誤謬脱漏・表示不明確・施工条件の不一致・予期できない特別な状態は直ちに監督員に通知し確認を請求(施工方法は受注者が定めるので対象外)
- 検査で不合格となった工事材料は所定日数内に現場外へ搬出(搬入済材料は承諾なく搬出不可)。現場代理人の常駐緩和は発注者が認めた場合で、監理技術者等との兼任は可
- 不可抗力による損害は受注者が通知し、保険でてん補されない部分の費用を発注者に請求でき、発注者は請負代金額の 1/100 を超える額を負担。臨機の措置は緊急時に事前の意見聴取不要だが事後通知が必要
- 逆 T 型・L 型擁壁のたて壁は背面側、かかと版は上載土で下向きに曲げられ上面側が引張(つま先版は下面)。太径で間隔の密な鉄筋が主鉄筋
- ボックスカルバートは断面図の切断線で内面・外面を判別し、頂版の下面と側壁の内面の主鉄筋は径が異なることが多い。配筋の割付「4×250=1 000」は 250mm 間隔
勉強のしかた:毎年2問(約款1問・配筋図1問)。約款は条文の主体と期限、配筋図は「どちら側が引張か」を擁壁・カルバートの2パターンで図ごと覚える。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、契約・設計図書で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 問題B No.2:不合格材料は「保管」ではなく「現場外へ搬出」。臨機の措置は、緊急時は事前に監督員の意見を聴かなくてよいが、事後の通知は必ず要る。
- 令和8年度 問題B No.3:つま先版は地盤反力で上向きに曲げられ下面が引張側になるが、かかと版は上載土の重量で下向きに曲げられ上面が引張側になる。両者を取り違えやすい。
- 令和7年度 問題B No.2:「明示されていない」という言い回しから第5号と混同しやすいが、仮設・施工方法は受注者が定める任意仮設の考え方である。
- 令和7年度 問題B No.3:底版の引張側は、つま先版では下面、かかと版では上面になる。たて壁の引張鉄筋(背面側の④)と取り違えないこと。
- 令和6年度 問題B No.2:「保険等によりてん補された部分」が発注者負担から除かれるのであって,てん補されなかった部分は請求できる。否定形のすり替えに注意する。
- 令和6年度 問題B No.3:D−DとE−Eのどちらが内面・外面かは断面C−Cの切断線の位置で読み取る。D22は底版側から外面に立ち上がる(F1)である。
この論点の問題
公共工事標準請負契約約款令和8年度 問題B No.2
逆T型擁壁の配筋図(引張鉄筋)令和8年度 問題B No.3
公共工事標準請負契約約款(条件変更の確認請求)令和7年度 問題B No.2
逆T型擁壁の配筋図(かかと版の引張鉄筋)令和7年度 問題B No.3
公共工事標準請負契約約款(工事目的物の引渡し等)令和6年度 問題B No.2
ボックスカルバートの配筋図令和6年度 問題B No.3
公共工事標準請負契約約款令和5年度 問題B No.2
擁壁の配筋図(かかと部の引張鉄筋)令和5年度 問題B No.3
公共工事標準請負契約約款令和4年度 問題B No.2
ボックスカルバートの配筋図令和4年度 問題B No.3
公共工事標準請負契約約款令和3年度 問題B No.2
L型擁壁の配筋図(たて壁とかかと版の引張鉄筋)令和3年度 問題B No.3
公共工事標準請負契約約款令和2年度 問題B No.2
公共工事標準請負契約約款(条件変更の確認請求)令和元年度 問題B No.2
ボックスカルバートの一般図と配筋図令和元年度 問題B No.3
公共工事標準請負契約約款平成30年度 問題B No.2
公共工事標準請負契約約款平成29年度 問題B No.2
擁壁の配筋図(かかと部の引張鉄筋)平成29年度 問題B No.3
同じ分野で出る論点
共通工学・施工管理法では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。