令和5年度 問題B No.3論点:契約・設計図書重要度 B配点 1点未着手

擁壁の配筋図(かかと部の引張鉄筋)

これは1級土木施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年7月2日(日)実施) 問題B No.3の問題です。論点は「契約・設計図書」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

下図は,擁壁の配筋図を示したものである。かかと部の引張鉄筋に該当する鉄筋番号は,次のうちどれか。

逆T型擁壁の配筋図。一般図・底版・たて壁・断面図の4つの図からなる(寸法の単位はmm)。【一般図】擁壁の外形図。たて壁の下端に底版があり,底版はたて壁の左側(前面側)に短く,右側(背面側)に長く張り出している。右側(背面側)の地表面はたて壁の天端の高さ,左側(前面側)の地表面は底版の上面付近にある。【底版】底版の平面の配筋図。中央の一点鎖線より上半分が上面,下半分が下面の鉄筋を示す。横方向の寸法は全体1900(左から100,250,50,200,200,4×250=1000,100)。縦方向の寸法は,左側が上面8×125=1000・下面8×125=1000,右側が上面8×125=1000・下面4×250=1000。①D22は上面の横方向の鉄筋(右寄りの範囲に125間隔の矢印),②D13は下面の横方向の鉄筋(右寄りの範囲に250間隔の矢印),④D13は左端付近の縦方向の鉄筋を指している。【たて壁】たて壁の立面の配筋図。中央の一点鎖線の左が前面,右が背面の鉄筋を示す。横方向の寸法は前面側4×250=1000,背面側8×125=1000。縦方向の寸法は上から100,2×180=360,9×250=2250,180,110。③D22は背面側の鉄筋(125間隔の矢印)を指している。【断面図】擁壁の断面の配筋図。たて壁の厚さ400,高さ2600。底版の厚さ400,幅は左から400,400(たて壁の下),1100。③D22はたて壁の右側(背面側)の鉄筋,①D22は底版の右側部分(1100の範囲)の上側の鉄筋,②D13は底版の右側部分の下側の鉄筋,④D13は底版の左端部の鉄筋を指している。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(1) ①D22

解き方

  1. 逆T型擁壁のかかと部(背面側の底版、断面図の1100mmの範囲)は、上に載る裏込め土の重量と土圧を受け、たて壁との付け根を固定端とする片持ばりとして下向きに曲げられる。
  2. このため引張側はかかと部の上面となり、上面に125mm間隔で配置された①D22が引張鉄筋である。下面の②D13は圧縮側の鉄筋、③D22はたて壁背面の引張鉄筋である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当。かかと部は上面が引張側となり、上面の①D22が引張鉄筋である。
  2. (2)適当でない。②D13はかかと部の下面(圧縮側)の鉄筋である。
  3. (3)適当でない。③D22はたて壁背面側の引張鉄筋で、かかと部の鉄筋ではない。
  4. (4)適当でない。④D13は底版の前面側(つま先部)端部の鉄筋である。
引っかけ:つま先部は地盤反力で下面が引張になるが、かかと部は裏込め土の重量で上面が引張になる。太径で間隔の密なD22が主鉄筋である点も手がかりになる。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年7月2日(日)実施) 問題B No.3。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する