給湯設備

重要度 B空調・衛生で出題過去問 17問

給湯設備は、2級管工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(17回)のうち17回で出題された論点です(収録884問中17問・重要度B)。出題されるのは空調・衛生です。

要点:給湯方式、給湯温度とレジオネラ対策、膨張と安全装置、給湯機器。

覚える要点

  • 逃がし管(膨張管)には弁を設けない。逃がし管や逃がし弁は、加熱による水の膨張で装置内の圧力が異常に上がるのを防ぐ安全装置
  • 密閉式膨張タンクは系内の圧力で膨張を吸収するので設置位置の制約がなく、機械室にも置ける。開放式は装置の最高部より高い位置に置く
  • 給湯温度はレジオネラ属菌の繁殖を防ぐため貯湯タンクで60℃以上、末端でも55℃以上に保つ。給茶用は90℃程度、洗面用は40℃程度
  • ガス瞬間湯沸器の1号は、水温を25℃上げた湯を毎分1L出せる能力。シャワーには湯栓側で操作する先止め式を使い、先止め式は離れた複数の箇所に給湯できる
  • 給湯配管には耐熱性硬質塩化ビニルライニング鋼管など耐熱性の管を使う。架橋ポリエチレン管など樹脂管の線膨張係数は銅管・ステンレス鋼管より大きく、銅管は潰食を防ぐため流速1.5m/s以下
  • 循環ポンプは一般に貯湯タンクへの返湯管に設けて湯温の低下を防ぐ。上向き供給方式は給湯管を先上がり、返湯管を先下がりとし、気泡は水温が高く圧力が低いほど発生しやすい
  • 潜熱回収型給湯器は排ガス中の水蒸気の凝縮潜熱を回収して効率を高め、酸性の凝縮水は中和してから排水する。ヒートポンプ給湯機は大気の熱をくみ上げて湯を沸かす
  • 使用箇所の近くで加熱する局所式は湯沸室の給茶用など、機械室で加熱して配管で送る中央式は給湯量の大きいホテル・病院などに使う

勉強のしかた:毎回1問。逃がし管に弁を設けない、給湯温度60℃以上、樹脂管の線膨張係数が大きい、気泡は高温・低圧で出る、の4つが繰り返し誤りの選択肢になる。号数の定義(25℃上昇で毎分1L)も覚える。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、給湯設備で間違えやすい点を集めました。

  • 令和7年度 後期 No.18:1号=1L/minの水を25℃上昇させる能力と覚える。
  • 令和7年度 前期 No.18:気体の溶解度は「低温・高圧ほど大きい」(炭酸飲料は冷やして密閉)。逆の条件で気泡が出る。
  • 令和6年度 後期 No.18:樹脂管は金属管より線膨張係数が大きいので、伸縮の吸収に注意する。
  • 令和6年度 前期 No.18:溶存気体は「高温・低圧」で出てくる。空気抜き弁は配管の最高部(圧力が低い所)に設ける。
  • 令和5年度 後期 No.18:開放式膨張タンクは装置の最高部より高い位置に置く必要があるが、密閉式は設置位置の制約がない。
  • 令和5年度 前期 No.18:給湯用は「耐熱性」のライニング鋼管(HVA)で、記号にHが付く。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

空調・衛生では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。