給水設備

重要度 B空調・衛生で出題過去問 18問

給水設備は、2級管工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(17回)のうち17回で出題された論点です(収録884問中18問・重要度B)。出題されるのは空調・衛生です。

要点:給水方式、給水量と管径、クロスコネクションと逆流防止、受水タンク。

覚える要点

  • 水道直結方式はタンクを経由しないので水質汚染の可能性が低い。直結増圧方式のポンプは瞬時最大給水量を送るので、時間最大予想給水量で揚水する高置タンク方式の揚水ポンプより吐出し量が大きい
  • 給水圧力の変動は高置タンク方式が最も小さく、圧力タンク方式が大きい。高置タンクの高さは、最上階の器具に必要な給水圧力が得られるように決める
  • 飲料用タンクのオーバーフロー管は排水口空間をとった間接排水とし、管端に防虫網を付ける(トラップは設けない)。オーバーフローの取出しは給水の吐水口端より下方とする
  • 逆サイホン作用の防止は吐水口空間の確保が基本で、取れないホース接続水栓や大便器洗浄弁にはバキュームブレーカーを付ける。大気圧式は常時圧力のかからない最終の弁の下流側に設ける
  • 飲料水系統とほかの系統を配管・装置で直接つなぐクロスコネクションは禁止
  • 飲料用給水タンクは周囲・下部60cm以上、上部100cm以上の保守点検スペースと、直径60cm以上の円が内接するマンホールを設け、清掃中も断水しないよう2槽分割などにする
  • ウォーターハンマーの防止には流速を小さくし(2.0m/s以下が目安)、エアチャンバー、揚程30mを超える給水ポンプの吐出し側の衝撃吸収式逆止め弁、受水タンクへの給水の定水位調整弁を使う
  • 給水装置の耐圧性能試験は、1.75MPaの静水圧を1分間加えて行う

勉強のしかた:毎回1問。オーバーフロー管にトラップを設けない(防虫網を付ける)、逆サイホン作用の防止は吐水口空間が基本、給水圧力の変動が最も小さいのは高置タンク方式、の3つが繰り返し誤りの選択肢になる。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、給水設備で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 前期 No.17:逆流防止の基本は吐水口空間。吐水口空間が取れないホース接続水栓や洗浄弁にはバキュームブレーカーを付ける。
  • 令和7年度 後期 No.17:給水圧力の変動は、高置タンク方式が最も小さく、圧力タンク方式が大きい。
  • 令和7年度 前期 No.17:受水タンクの虫対策は「防虫網」。トラップは排水管の臭気・虫対策の器具である。
  • 令和6年度 後期 No.17:高置タンク方式は「圧力が安定」、ただし「最上階付近の水圧が不足しやすい」。
  • 令和6年度 前期 No.17:給水圧力の変動が小さいのは高置タンク方式、変動が大きいのは圧力タンク方式。
  • 令和5年度 後期 No.17:吐水口空間は、吐水口端とオーバーフロー口(あふれ縁)の垂直距離である。オーバーフロー口は吐水口より必ず下にある。

この論点の問題

給水設備(定水位調整弁・逆サイホン防止)令和8年度 前期 No.17
給水設備(給水方式・クロスコネクション)令和7年度 後期 No.17
給水設備(オーバーフロー管・雑用水槽)令和7年度 前期 No.17
給水設備(給水方式・クロスコネクション)令和6年度 後期 No.17
給水設備(給水方式・管径の決定)令和6年度 前期 No.17
給水設備(オーバーフロー・逆止め弁)令和5年度 後期 No.17
給水設備(緊急遮断弁・マンホール)令和5年度 前期 No.17
給水設備(逆止め弁・オーバーフロー・定水位弁)令和4年度 後期 No.17
給水設備(給水方式・雑用水槽・逆サイホン)令和4年度 前期 No.17
給水設備(直結直圧方式・飲料用給水タンク)令和3年度 後期 No.17
給水装置の耐圧性能試験令和3年度 前期 No.15
給水設備(節水こま・分岐・高置タンク方式)令和3年度 前期 No.17
給水設備(逆サイホン作用・マンホール)令和2年度 後期 No.17
給水設備(配管材・給水量・オーバーフロー管)令和元年度 後期 No.17
給水設備(逆サイホン作用の防止)令和元年度 前期 No.17
給水設備(保守スペース・クロスコネクション・ポンプ)平成30年度 後期 No.17
給水設備(オーバーフロー管・逆サイホン作用)平成30年度 前期 No.17
給水設備(水道直結方式・高置タンク方式)平成29年度 No.17

同じ分野で出る論点

空調・衛生では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。