契約約款・設計図書

重要度 B土木一般・設計図書で出題過去問 15問

契約約款・設計図書は、1級舗装施工管理技術者 一般試験の平成28年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録600問中15問・重要度B)。出題されるのは土木一般・設計図書です。

要点:公共工事標準請負契約約款、設計図書・共通仕様書。

覚える要点

  • 仮設・施工方法その他工事目的物を完成するための一切の手段は、特別の定めがない限り受注者がその責任において定める(約款第1条第3項)。材料の品質が明示されていないときは中等の品質
  • 設計図書の訂正・変更は発注者が行う。受注者は図面と仕様書の不一致・誤謬・脱漏・施工条件の相違などを発見したら直ちに監督員に通知し確認を請求する(第18条)
  • 第三者への損害は原則受注者が賠償するが、通常避けられない騒音・振動・地盤沈下・地下水の断絶によるものは発注者が負担。特許権の使用の責任は受注者
  • 工事用地は発注者が確保する。支給材料・貸与品の不用分は発注者に返還。引渡し前の部分使用は受注者の承諾が必要。見本検査・工事写真の費用は受注者負担
  • 共通仕様書:変更施工計画書は着手前に提出、技術検査は請負代金の支払いを伴わない、不可抗力の基準は24時間雨量80mm・1時間20mm・連続150mm・最大風速15m/s(最大瞬間風速ではない)
  • 工事着手とは準備工事(現場事務所の建設・測量)に着手すること。現場代理人は常駐し、主任技術者等と兼ねることができる

勉強のしかた:分野1で毎年1〜2問出る。約款は「受注者か発注者か」の主語を入れ替えた肢が定番なので、条文ごとに主語を覚える。共通仕様書は用語の定義(承諾・指示・協議、設計図書・契約図書)と数値を確認する。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、契約約款・設計図書で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 問4:支給材料の所有者は発注者である。「処分」ではなく「返還」と覚える。
  • 令和7年度 問5:主語(発注者→受注者)と期限(必要とする日→一箇月以内)の二重のすり替え。
  • 令和6年度 問6:設計図書に明示がないときは「監督員の指示」によるのが約款の基本である。
  • 令和5年度 問6:「受注者の承諾を得て」を「発注者の判断により」に置き換えている。
  • 令和5年度 問7:「最大風速」と「最大瞬間風速」の違いを問うている。
  • 令和4年度 問5:発注者が指定し、かつ明示がなかった場合の例外(費用負担)と原則を混同させている。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

土木一般・設計図書では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成28年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。