塗装工事
重要度 B施工・能力で出題過去問 13問
塗装工事は、2級建築施工管理技士 第一次検定の平成30年度〜令和8年度(16回)のうち13回で出題された論点です(収録800問中13問・重要度B)。出題されるのは施工・能力です。
要点:素地ごしらえ、研磨紙ずり、各種塗装と塗装の欠陥。
覚える要点
- モルタル・せっこうボード・けい酸カルシウム板・ALCパネルの面は、吸込止めを全面に塗ってから穴埋め・パテかいを行う。せっこうボード面のパテかいには合成樹脂エマルションパテを用いる
- 木部は汚れ・付着物を除いてから、やにの出る節にセラックニスで節止めをし、その後に穴埋めのパテを充填する。透明塗料塗りで色むらが著しいときは着色剤で色むら直しをする
- 鉄鋼面は油類を石油系溶剤で除去してから錆を落とし、錆や黒皮はブラスト処理で除く。亜鉛めっき鋼面の付着物はスクレーパーやワイヤーブラシで除去する
- クリヤラッカー塗りは着色、下塗りのウッドシーラー、中塗りのサンジングシーラーの順。オイルステインは屋外に使わず、色の濃さはシンナーで調整し、乾き切らないうちに余分を拭き取る。木材保護塗料は希釈せず原液で使う
- 合成樹脂調合ペイントは耐アルカリ性に劣る木部・鉄鋼面用の塗料で、モルタル面や押出成形セメント板には使わない。アクリル樹脂系非水分散形塗料は下塗り・中塗り・上塗りとも同じ材料。合成樹脂エマルションペイントは水で薄め、見上げ面の研磨紙ずりは省略する
- 高粘度・高濃度の塗料の厚膜塗装はエアレススプレーで行う。スプレーガンは塗面に直角に向けて平行に動かし吹付け幅を約1/3ずつ重ね、強溶剤系の塗料に獣毛(モヘア)のローラーは使わない。隅やちり回りは小ばけで先に塗る
勉強のしかた:16回中13回出ており、半数が素地ごしらえ。「吸込止めが先・パテかいが後」「油の除去が先・錆落としが後」「節止めはセラックニス」、クリヤラッカーのシーラーの順、合成樹脂調合ペイントをセメント系の下地に使わないことを押さえる。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、塗装工事で間違えやすい点を集めました。
- 令和7年度 前期 No.25:合成樹脂調合ペイントは木部・鉄部用,セメント系の下地には使わないと覚える。
- 令和5年度 前期 No.26:吸込止め(シーラー)が先,パテかいが後。
- 令和4年度 後期 No.27:クリヤラッカーは「着色→ウッドシーラー→サンジングシーラー」の順。シーラーの名前の順番もあわせて覚える。
- 令和4年度 前期 No.42:素地ごしらえは「汚れ・油の除去が先,錆落としが後」。節止めはセラックニス。
- 令和3年度 後期 No.42:合成樹脂調合ペイントは木部・鉄部用。モルタル・コンクリート面には用いない。
- 令和3年度 前期 No.27:モルタル・せっこうボード面は「吸込止め → パテかい」の順。
この論点の問題
塗装工事(素地と塗料・塗装方法)令和7年度 前期 No.25
塗装工事の素地ごしらえ令和6年度 後期 No.26
木質系素地面の塗装(下塗り材)令和5年度 後期 No.27
塗装工事の素地ごしらえ令和5年度 前期 No.26
塗装工事(NAD・クリヤラッカー・EP)令和4年度 後期 No.27
塗装の素地ごしらえ令和4年度 前期 No.42
塗装工事令和3年度 後期 No.42
塗装工事の素地ごしらえ令和3年度 前期 No.27
塗装工事(調色・研磨紙ずり・吹付け)令和2年度 後期 No.30
木部の塗装工事令和元年度 後期 No.30
塗装工事の素地ごしらえ令和元年度 前期 No.30
塗装の素地ごしらえ平成30年度 後期 No.30
塗装工事(ローラー・吹付け・塗付け量)平成30年度 前期 No.30
同じ分野で出る論点
施工・能力では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成30年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。