塗装工事
これは2級建築施工管理技士 第一次検定 令和3年度 後期(2021年11月14日(日)実施) No.42の問題です。論点は「塗装工事」(重要度B・解答の形は五肢択一)。採点すると、解き方 4 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
塗装工事に関する記述として,不適当なものを2つ選べ。
解答欄
正解
正解:(1) 強溶剤系塗料のローラーブラシ塗りに,モヘアのローラーブラシを用いた。 / (3) モルタル面の塗装に,合成樹脂調合ペイントを用いた。
2 つとも選んで正解です。
解き方
- (3)が不適当。合成樹脂調合ペイントは油変性の樹脂を用いた塗料で,アルカリに弱く,アルカリ性のモルタル面やコンクリート面に塗るとけん化して塗膜が劣化する。標仕でも合成樹脂調合ペイント塗りは木部,鉄鋼面及び亜鉛めっき鋼面に適用するとしており(18.4.1),モルタル面には合成樹脂エマルションペイントなどを用いる。
- (1)が不適当。ローラーブラシの毛には,ウール,モヘア,合成繊維などがあり,塗料の種類に合ったものを選ぶ。一般に,モヘアのローラーブラシは強溶剤系の塗料には適さないとされ,強溶剤系の塗料には溶剤に侵されにくい材質のローラーブラシを用いる。
- (2)は適当。オイルステインは着色剤を溶剤に溶かした塗料で,一般に色濃度の調整は塗料用のシンナーで薄めて行う。
- (4)は適当。ローラーブラシ塗りは,隅角部,ちり回り等を小ばけ又は専用ローラーを用い,全面が均一になるように塗る(標仕18.1.4(5)(ウ))。
選択肢ごとの解説
- (1)不適当。強溶剤系塗料には,溶剤に侵されにくい材質のローラーブラシを用いる。モヘアは一般に強溶剤系には適さない。
- (2)適当。オイルステインの色濃度は,シンナーで薄めて調整する。
- (3)不適当。合成樹脂調合ペイントはアルカリに弱く,モルタル面には用いない(標仕18.4.1:木部・鉄鋼面・亜鉛めっき鋼面に適用)。
- (4)適当。隅やちり回りは小ばけ又は専用ローラーで先に塗る(標仕18.1.4(5)(ウ))。
引っかけ:合成樹脂調合ペイントは木部・鉄部用。モルタル・コンクリート面には用いない。
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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級建築施工管理技士 第一次検定 令和3年度 後期(2021年11月14日(日)実施) No.42。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する