アスファルト舗装の施工

重要度 A舗装の材料・試験・舗装の施工で出題過去問 15問

アスファルト舗装の施工は、1級舗装施工管理技術者 応用試験の平成28年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録164問中15問・重要度A)。出題されるのは舗装の材料・試験・舗装の施工です。

要点:混合物の製造・運搬・敷均し・締固め、継目、タックコート、寒冷期の施工、中温化。

覚える要点

  • タックコートは新設混合物層と下層(瀝青安定処理層・中間層・基層)や継目部の付着が目的で、PK-4を0.3〜0.6L/m²、接着力を高める場合はPKR-T。プライムコートは路盤とのなじみ・路盤の洗掘防止・毛管上昇の遮断が目的で、PK-3を1〜2L/m²
  • 寒冷期・急速施工でタックコートの養生時間を短縮する方法は、乳剤の加温散布、ロードヒータによる散布面の加熱、散布装置付きフィニッシャ、速乾型乳剤。周辺の汚れ防止はタイヤ付着抑制型乳剤や散布装置付きフィニッシャ、縁石の養生
  • 寒冷期(5℃以下)の舗設は、製造温度を若干高め(185℃以下)、荷台の二重の保温シート、スクリードの加熱、連続作業と施工延長の短縮、敷きならし後直ちに転圧、ローラの増強、継目の加熱、中温化技術の利用を工程ごとに分けて書く
  • 縦継目は上下層で15cm以上ずらし(横継目は1m以上)、車輪走行位置を避けてレーンマークに合わせる。ホットジョイントは先行側の縦継目側5〜10cmを未転圧で残して同時に締め固め、コールドジョイントは端部を垂直に切り取り清掃・タックコート・加熱後に5cm程度重ねて敷きならし、ローラを新設側に15cm程度かけて転圧
  • 交通開放は舗装表面温度おおむね50℃以下。時間が足りない場合は散水・送風による強制冷却、中温化技術、施工範囲の縮小などで対応する
  • 中温化技術の効果:製造温度を下げる場合はCO2削減・交通開放時間の短縮・熱劣化の抑制・作業環境改善、通常温度で使う場合は寒冷期や長距離運搬での締固め性の確保・締固め度の向上。フォームドアスファルトは水で泡状にする中温化技術
  • タイヤローラは交通荷重に似たニーディング作用で骨材のかみ合わせを良くし深さ方向に均一な密度が得られ、転圧温度70〜90℃。仕上げ転圧の目的は不陸の修正とローラマークの消去

勉強のしかた:問3・問4で毎年出題。プライムコートとタックコートの「目的・材料・散布量」の対比、寒冷期対策を工程別に列挙する練習、継目の施工手順を順序どおりに書く練習をする。設問で除外された事項(締固めを十分に行う等)を書かない。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、アスファルト舗装の施工で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 問4 (3):仕上げ転圧の目的に「所定の密度を得る」を書くと二次転圧の目的と混同する。タイヤローラの効果に振動ローラの特徴(少ない回数で高い密度)を書かない。
  • 令和7年度 問3 (4):②の欄の後ろが「期」なので「寒冷」の2字が入る。①は温度を下げることの環境面の効果で、「騒音」ではない。
  • 令和7年度 問4 (2):プライムコート(路盤の上、なじみ・防水・毛管上昇の遮断)と混同しない。③は2つが同じ方法の言い換えにならないようにする。
  • 令和7年度 問4 (3):設問文で「継目部分の締固めを十分に行う」は除かれているので、転圧回数を増やすことだけを書かない。ホットとコールドで同じ内容を書かない。
  • 令和6年度 問3 (3):プライムコート(路盤表面の防水性の向上、路盤と混合物のなじみ、路盤表面部の安定)と取り違えない。
  • 令和6年度 問4 (3):②で「CO2削減」を書くのは誤り(製造温度が通常なら燃料は減らない)。同じ効果を i と ii に重ねて書かない。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

舗装の材料・試験・舗装の施工では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成28年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。