タックコートの養生時間を短縮する方法
これは1級舗装施工管理技術者 応用試験 令和3年度(2021年6月27日(日)実施) 問4 (2)の問題です。論点は「アスファルト舗装の施工」(重要度A・解答の形は穴埋め・記述)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
寒冷期や急速施工の際、タックコート散布後の養生時間を短縮する方法について、解答用紙に示された解答例を参考に解答例と異なるものを2つ挙げ、解答欄へ簡潔に記述しなさい。
解答欄
正解
方法 1 模範解答
ロードヒータ等で散布面を加熱し、乳剤の分解と水分の蒸発を促す。
31 字別解
アスファルト乳剤を加温して散布し、分解を早める。
乳剤散布装置付きのアスファルトフィニッシャで散布と同時に舗設する。
分解の速い速乾型のタックコート用乳剤を使用する。
方法 2 模範解答
アスファルト乳剤を加温して散布し、分解と水分の蒸発を早める。
30 字別解
散布面をロードヒータやバーナで加熱して養生時間を短縮する。
乳剤散布装置付きフィニッシャを用い、散布直後に舗設する。
分解の速い速乾型の乳剤を用い、分解を待つ時間を短くする。
要点(書けていたものにチェック)方法 1方法 2
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- タックコートは、アスファルト乳剤(PK-4)を0.3~0.6L/m²程度散布し、乳剤が分解して水分が蒸発してから次の層を舗設する。寒冷期は分解が遅く、急速施工では養生時間が工程の制約になる。
- 舗装施工便覧では、寒冷期や急速施工で養生時間を短縮する方法として、アスファルト乳剤の加温散布、ロードヒータ等による散布面の加熱を挙げている。乳剤散布装置付きアスファルトフィニッシャ(散布と敷均しを同時に行う)の使用や、分解の速い速乾型のタックコート用乳剤の使用も有効である。解答用紙に示された解答例は不明のため、解答例と同じ内容になった場合は正答にならない。
- 模範解答はロードヒータによる散布面の加熱と乳剤の加温散布、別解に散布装置付きフィニッシャ、速乾型乳剤の使用を挙げた。解答例と重ならない2つを選ぶ(解答例が加温散布やロードヒータなら、別解の散布装置付きフィニッシャ・速乾型乳剤を書く)。
引っかけ:「養生時間を長くとる」「自然乾燥を待つ」は短縮の方法ではない。散布量を増やすと分解が遅れ、ずれ・ブリーディングの原因になる。ゴム入りアスファルト乳剤(PKR-T)は付着性を高める乳剤で、分解を速める方法として書くのは避ける。
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論点ページ:アスファルト舗装の施工の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和3年度の前後の問題
出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した1級舗装施工管理技術者 応用試験 令和3年度(2021年6月27日(日)実施) 問4 (2)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する