寒冷期の加熱アスファルト混合物の舗設
これは1級舗装施工管理技術者 応用試験 平成30年度(2018年6月24日(日)実施) 問4 (3)の問題です。論点は「アスファルト舗装の施工」(重要度A・解答の形は穴埋め・記述)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘が読めます。
気温が5℃以下の寒冷期に加熱アスファルト混合物を舗設する際の施工上の留意点を、敷きならし、締固めのそれぞれの工程において2つずつ簡潔に記述しなさい。
解答欄
正解
①敷きならしの施工上の留意点 i 模範解答
フィニッシャのスクリードを十分に加熱してから敷きならす。
28 字別解
施工延長を短くし、敷きならし後すぐに締め固められるようにする。
敷きならし温度が所定の値を下回った混合物は使わない。
①敷きならしの施工上の留意点 ii 模範解答
混合物の供給を途切れさせず、フィニッシャを止めずに敷きならす。
31 字別解
施工延長を短くし、敷きならし後すぐに締め固められるようにする。
下層面の水分や凍結を除いてから敷きならす。
スクリードの加熱を続け、混合物の温度低下を防ぎながら敷きならす。
②締固めの施工上の留意点 i 模範解答
ローラをフィニッシャに近づけ、敷きならし後速やかに転圧する。
30 字別解
初転圧を110〜140℃の範囲で、温度が下がる前に行う。
継目部はバーナ等で加熱してから締め固める。
②締固めの施工上の留意点 ii 模範解答
ローラの台数を増やし、所定の温度のうちに転圧を終える。
27 字別解
二次転圧は70〜90℃の範囲で終えるよう温度を管理する。
継目部はバーナ等で加熱してから締め固める。
要点(書けていたものにチェック)①敷きならしの施工上の留意点 i①敷きならしの施工上の留意点 ii②締固めの施工上の留意点 i②締固めの施工上の留意点 ii
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 舗装施工便覧(平成18年版)の寒冷期の施工(気温5℃以下):混合物の温度低下が早く締固めが不十分になりやすいので、①製造温度を所定の範囲で高めにする、②運搬車の荷台に保温シートを二重に掛けるなど保温する、③フィニッシャのスクリードを十分加熱する、④施工延長を短くし、混合物の供給を途切れさせない、⑤敷きならし後直ちに締め固める、⑥転圧機械を増やす、⑦気温の高い時間帯に施工する、⑧継目部は加熱してから締め固める、などに留意する。
- 締固め温度は、初転圧110〜140℃、二次転圧70〜90℃で終えるのが標準。中温化技術を使えば温度低下の影響を小さくできる。
引っかけ:敷きならしの欄に転圧の話、締固めの欄に運搬・敷きならしの話を書くと工程の区分がずれる。散水や早期の交通開放は寒冷期の留意点ではない。
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論点ページ:アスファルト舗装の施工の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成30年度の前後の問題
出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した1級舗装施工管理技術者 応用試験 平成30年度(2018年6月24日(日)実施) 問4 (3)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する