各種の舗装

重要度 B舗装の設計・舗装の材料・試験・舗装の施工で出題過去問 6問

各種の舗装は、1級舗装施工管理技術者 応用試験の平成28年度〜令和8年度(10回)のうち6回で出題された論点です(収録164問中6問・重要度B)。出題されるのは舗装の設計・舗装の材料・試験・舗装の施工です。

要点:排水性・透水性・保水性・半たわみ性・グースアスファルト・橋面・歩道の舗装。

覚える要点

  • ポーラスアスファルト混合物の最適アスファルト量はダレ試験(上限)とカンタブロ試験(下限)で決め、その後マーシャル安定度・ホイールトラッキング・透水試験などで物性を確認。機能は排水(水はね・ハイドロプレーニング防止)・騒音低減・視認性向上
  • ポーラス混合物の敷きならしは温度低下が早いので保温し連続して行い、人力の手直しは避け、スクリードを十分加熱する。切削面は平たんに
  • 橋面舗装は床版と舗装の双方に接着する防水層・接着層を選び、荷重の集中と補修機会の少なさから塑性変形抵抗性・摩耗抵抗性に優れた混合物を使う
  • 鋼床版上のグースアスファルト舗装は床版面をブラスト・乾燥させ接着剤を塗布し、クッカで撹拌しながら運搬して220〜260℃で流し込み、転圧しない。水分が残るとブリスタリング。表層ではプレコート砕石を散布・圧入
  • 半たわみ性舗装は開粒度混合物(空隙率20〜28%)にセメントミルクを浸透させたもので、母体が冷えてから流動性を確認したミルクを散布し振動ローラで浸透、余剰ミルクをかき取る。耐流動性・明色性・耐油性がある

勉強のしかた:問3・問4で2〜3年に1度出題。ポーラス・グース・半たわみ性の3つについて「材料の特徴→施工の留意点」を書けるようにし、転圧しないグース、浸透作業の温度など施工上の特徴を押さえる。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、各種の舗装で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 問3 (5):①は解答用紙が「( )性舗装」なので「半たわみ」だけを書く。②をマスチックアスファルトと混同しない。
  • 令和7年度 問4 (5):グースアスファルト混合物はローラで転圧しない(流し込み)ので、転圧回数・転圧温度を留意点に書かない。
  • 令和5年度 問4 (3):転圧(ロードローラの初転圧・タイヤローラの使用など)の話は敷きならし時の留意点ではないので避ける。
  • 令和3年度 問4 (4):母体混合物が熱いうちに散布すると浸透不良や急な硬化を招く。余剰ミルクを残すと表面がセメント膜で覆われ、すべり抵抗の低下やはく離の原因になる。
  • 令和元年度 問2 (1):③・④は「すべり」「ひび割れ」ではなく、荷重の集中(流動)と補修頻度(摩耗)に結び付く性質を書く。鋼床版の基層のたわみ追従性と混同しない。
  • 平成28年度 問3 (1):①で挙げた試験を②にも重ねて書かない(ダレ試験を①に書けば、カンタブロ試験は②に書いてもよい)。③は「透水性舗装」の機能(路盤以下への雨水の浸透)と混同しない。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

舗装の設計・舗装の材料・試験・舗装の施工では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成28年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。