中温化技術の効果
これは1級舗装施工管理技術者 応用試験 令和6年度(2024年6月23日(日)実施) 問4 (3)の問題です。論点は「アスファルト舗装の施工」(重要度A・解答の形は穴埋め・記述)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。
アスファルト混合物に中温化技術を適用する際に期待できる効果を、①製造温度を通常より低減する場合、②製造温度を通常とする場合について2つずつ簡潔に解答欄に記述しなさい。
解答欄
正解
①製造温度を通常より低減する場合 i 模範解答
加熱に要する燃料が減り、CO2排出量を削減できる。
25 字別解
舗設後の温度低下が早く、交通開放までの時間を短縮できる。
アスファルトの熱劣化が抑えられ、耐久性の低下を防げる。
①製造温度を通常より低減する場合 ii 模範解答
舗設後の温度低下が早く、交通開放までの時間を短縮できる。
28 字別解
加熱に要する燃料が減り、CO2排出量を削減できる。
アスファルトヒュームや臭気が減り、作業環境が改善する。
②製造温度を通常とする場合 i 模範解答
寒冷期でも締固めが容易で、所定の締固め度を確保できる。
27 字別解
運搬距離が長く温度が下がっても締固め作業性を確保できる。
高粘度の改質アスファルト混合物でも締め固めやすい。
②製造温度を通常とする場合 ii 模範解答
運搬距離が長く温度が下がっても締固め作業性を確保できる。
28 字別解
寒冷期でも締固めが容易で、所定の締固め度を確保できる。
締固め度が向上し、舗装の耐久性が向上する。
要点(書けていたものにチェック)①製造温度を通常より低減する場合 i①製造温度を通常より低減する場合 ii②製造温度を通常とする場合 i②製造温度を通常とする場合 ii
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 舗装施工便覧(平成18年版)・中温化技術に関する資料:中温化技術は、添加剤(発泡系・粘弾性調整系・滑剤系など)により混合物の施工性を改善し、同じ締固め度をより低い温度で得られるようにする技術である。
- 製造温度を通常より約30℃低減する場合:加熱燃料の削減によるCO2排出量の削減、舗設後の温度低下が早いことによる交通開放時間の短縮、アスファルトの熱劣化の抑制、ヒューム・臭気の低減による作業環境の改善。
- 製造温度を通常とする場合:締固め可能な温度範囲が広がるため、寒冷期施工や長距離運搬での締固め作業性の確保、締固め度の向上(改質アスファルト混合物を含む)が期待できる。
- ①のi・iiと②のi・iiはそれぞれ別の効果を書く。alts は同じ番号で組になるよう、i と ii が重ならない順に並べた。
引っかけ:②で「CO2削減」を書くのは誤り(製造温度が通常なら燃料は減らない)。同じ効果を i と ii に重ねて書かない。
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論点ページ:アスファルト舗装の施工の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和6年度の前後の問題
出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した1級舗装施工管理技術者 応用試験 令和6年度(2024年6月23日(日)実施) 問4 (3)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する