品質管理

重要度 A必須問題・選択問題(1)・選択問題(2)で出題過去問 15問

品質管理は、1級土木施工管理技士 第二次検定の平成28年度〜令和8年度(11回)のうち10回で出題された論点です(収録121問中15問・重要度A)。出題されるのは必須問題・選択問題(1)・選択問題(2)です。

要点:盛土・コンクリート・舗装の品質管理、試験方法と管理値。

覚える要点

  • 品質規定方式は盛土の品質(締固め度、空気間隙率・飽和度、強度・変形特性)を発注者が仕様書に明示し、締固めの方法は施工者に委ねる方式。管理項目・基準値・頻度を設定して日常管理する。
  • 工法規定方式は締固め機械の機種・敷均し厚さ・締固め回数など工法そのものを仕様書に規定する方式で、試験施工で工法を決める。TS・GNSSによる締固め管理もこの方式。
  • 締固め曲線の頂点が最適含水比と最大乾燥密度。礫や砂は曲線が鋭く高密度、シルトや粘性土は平坦で低密度。基準となる試験は当初および材料が明らかに変化した時に行う。
  • 規格値は砂質土の路体で最大乾燥密度の90%以上、路床・構造物取付け部は95%以上、粘性土の路体は空気間隙率2〜10%または飽和度85〜95%。
  • TS・GNSS管理は締固め機械の走行位置をリアルタイム計測して締固め回数を面的に管理。使用衛星5以上、オフセット量を実測入力、FLOAT解では作業中断、毎回締固め回数分布図と走行軌跡図を作成、過転圧が懸念される土質は回数の上限を決める。
  • 日常管理帳票は盛土材料の品質(土質名・施工含水比)、まき出し厚(200mに1回の写真)、締固め回数分布図、締固め層厚分布図で、全数・全層で作成。システムの精度確認結果は監督職員に提出。
  • 現場密度は砂置換法・RI法、強度は現場CBR・ポータブルコーン貫入試験、プルーフローリングはたわみで不良箇所を発見。非破壊検査は反発度法が強度(含水・中性化の影響)、打音法・赤外線法が浮き、電磁波レーダ法がかぶり・鉄筋位置。
  • 鉄筋の検査はガス圧接のふくらみ直径1.4d以上・長さ1.1d以上、圧接面のずれ1/4d以下、偏心量1/5d以下、折れ曲がり2°以下と超音波探傷。解答用紙の記入例と同じ項目は不可。

勉強のしかた:盛土の締固め管理(2方式とTS・GNSS要領)が毎年のように出る最重要論点。方式の対比表と要領の数値を暗記し、記述では「何を規定し何で確認するか」を対にして書けるようにする。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、品質管理で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 問題5:(イ)と(ニ)は2か所に入るので,どちらにも当てはまる語にする((ニ)は「締固め回数」「転圧回数」の両方になる「回数」)。(ホ)は機械の「走行位置」で,走行距離・走行速度では面的な転圧回数を管理できない。
  • 令和7年度 問題9:①~④から2つ選び,番号を必ず書く。解答欄の(例)と同じ内容は不可。
  • 令和6年度 問題5:(ロ)(ハ)は図の曲線の形(鋭い=粗粒土,平坦=細粒土)から考える。(ホ)は日常管理の試験ではなく基準となる試験なので「当初」(着手前)。
  • 令和6年度 問題7:(イ)は要領の本文どおり「電波」障害。(ホ)は「締固め回数分布図」と対になる「走行軌跡図」。(ニ)は作業を続けない(中断する)。
  • 令和5年度 問題9:選んだ番号を書き落とさない。走行軌跡図は締固め回数分布図の信頼性(データ改ざんの有無)を確かめるための図で,単独の図ではない。
  • 令和4年度 問題3:解答欄の(例)と同じ試験・内容は不可。試験の方法だけで結果の利用方法を書き落とすと得点にならない。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

必須問題・選択問題(1)・選択問題(2)では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成28年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。