施工計画

重要度 B必須問題・選択問題(1)・選択問題(2)で出題過去問 10問

施工計画は、1級土木施工管理技士 第二次検定の平成28年度〜令和8年度(11回)のうち9回で出題された論点です(収録121問中10問・重要度B)。出題されるのは必須問題・選択問題(1)・選択問題(2)です。

要点:事前調査、施工計画の立て方、仮設・建設機械の計画。

覚える要点

  • 施工計画書の記載事項(共通仕様書)は工事概要・計画工程表・現場組織表・指定機械・主要船舶・機械・主要資材・施工方法・施工管理計画・安全管理・緊急時の体制・交通管理・環境対策・現場作業環境の整備・再生資源利用と副産物処理・法定休日等の16項目。
  • 施工計画は設計図書と事前調査の結果に基づき、工程・資機材・労務のほか工事の難易度を考慮して安全施工を確保する。都市内工事は第三者災害の防止に留意し、関係機関との協議・調整の内容は計画立案の制約条件になる。
  • 現場の組織編成・業務分担・指揮命令系統を明確にし、非常時の連絡系統も明記。環境保全計画の対象は騒音・振動、地盤沈下・地下水の変動、土砂の飛散、建設副産物の処理。仮設工は形式・配置・残置期間に留意。
  • 事前調査の検討項目は契約書類(支払・設計変更・不可抗力)、自然条件(地形・地質・地下水・気象)、近隣環境(住宅・埋設物・架空線・交通)、資機材(供給能力・運搬・台数)、施工手順(順序・平準化)で、同じ内容を繰り返さない。
  • プレキャスト構造物の手順は床掘工(床付け面を乱さず過掘りしない)→据付工(敷モルタル硬化前に据え付け、位置・高さ・通り・目地を確認、PC鋼材を緊張)→埋戻し工(左右均等に仕上り厚20cm程度で締固め、偏土圧をかけない)。機械操作と安全管理の記述は除外。
  • 施工体制台帳は公共工事では下請金額にかかわらず作成して写しを発注者に提出(ICTで確認できる措置があれば不要)、民間は下請総額5,000万円(建築一式8,000万円)以上。備置き・閲覧、再下請負通知も対象で、施工体系図は別扱い。

勉強のしかた:問題2〜4で穴埋めと記述が交互に出る。安全施工技術指針の施工計画の文言と共通仕様書の記載事項を覚え、プレキャスト構造物の工種名と品質・出来形に関する留意点を1セット用意しておく。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、施工計画で間違えやすい点を集めました。

  • 令和7年度 問題7:(ハ)は協議・調整の内容が計画を縛る「制約」条件(「前提」ではない)。(ニ)は指針の表現は「第三者」災害で,同じ意味の「公衆」災害でもよい。(ホ)は後段の「連絡系統」とは別の「指揮命令」系統。
  • 令和7年度 問題11:機械の操作(旋回・つり荷の誘導など)と安全管理(立入禁止・合図)に関する記述は除かれるので書かない。番号と工種名の書き落としに注意。
  • 令和6年度 問題3:施工体系図の作成・掲示に関する解答は不可。下請代金の金額は2025年2月の改正で4,500万円から5,000万円(建築一式7,000万円から8,000万円)に上がった。
  • 令和5年度 問題11:工種名を「バックホゥ掘削」のように機械名で書かない。「つり荷の下に入らない」「アウトリガーを張り出す」など安全管理・機械操作の留意事項は不可。
  • 令和3年度 問題3:解答欄の(例)と同じ内容は不可。5項目で同じ内容を繰り返さない(例:自然条件で書いた地下水位の調査を資機材や施工手順で繰り返さない)。
  • 令和2年度 問題6:(ロ)は(1)(2)に共通する「安全」。(ホ)は後ろに「対策」が続くので指針の文言では「環境」(環境対策)。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

必須問題・選択問題(1)・選択問題(2)では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成28年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。