令和6年度 問題5論点:品質管理重要度 A未着手

土の締固め試験と品質管理(穴埋め)

これは1級土木施工管理技士 第二次検定 令和6年度(2024年10月6日(日)実施) 問題5の問題です。論点は「品質管理」(重要度A・解答の形は穴埋め・記述)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。

土の締固めにおける試験及び品質管理に関する次の文章中の[  ]の(イ)〜(ホ)に当てはまる適切な語句を,解答欄に記述しなさい。

(1) 土の締固めで最も重要な特性として,下図に示す締固めの含水比と密度の関係が挙げられる。これは締固め曲線と呼ばれ,ある一定のエネルギーにおいて最も効率よく土を密にすることができる含水比を(イ)といい,その時の乾燥密度を最大乾燥密度という。

(2) 締固め曲線は土質により異なり,一般に(ロ)や砂では,最大乾燥密度が高く曲線が鋭くなり,(ハ)や粘性土では最大乾燥密度は低く曲線は平坦になりやすい。

(3) 締固め品質の規定は,締め固めた土の性質の恒久性を確保すると共に,盛土に要求する(ニ)を確保するように設計で設定した盛土の所要力学特性を確保するためのものであり,盛土材料や施工部位によって最も合理的な品質管理方法を用いる必要がある。

(4) 品質管理の基準となる試験項目及び方法には,自然含水比試験,土粒子の密度試験,土の締固め試験等があり,路体及び路床における試験の実施時期は(ホ)及び,材料が明らかに変化した場合に実施する。

締固め曲線の図。縦軸は乾燥密度ρd(g/cm³),横軸は含水比w(%)。上に凸の締固め曲線の頂点が最大乾燥密度ρd max,そのときの含水比がwopt。締固め曲線の右上に,右下がりのゼロ空気間隙曲線がある。縦軸の「管理基準値」から水平の破線が引かれ,破線と締固め曲線が交わる2点の間の含水比の範囲が「締固め度管理が可能となる含水比」として両矢印で示されている。

解答欄

語句や数値を入力して「採点する」を押してください。主な言い換えは正解にしていますが、判定が合わないときは正解と見比べてください。

正解

(イ)最適含水比
(ロ)礫(れき・礫質土 も正解)
(ハ)シルト
(ニ)性能
(ホ)当初(施工前・工事着手前・着手前・施工着手前 も正解)

解き方

  1. 道路土工 盛土工指針(平成22年度版)の締固め管理による。締固め曲線の頂点の含水比が最適含水比 wopt,そのときの乾燥密度が最大乾燥密度 ρdmax。
  2. 粒度のよい礫や砂は最大乾燥密度が高く曲線が鋭い(含水比の変化の影響を受けやすい)。シルトや粘性土は最大乾燥密度が低く曲線が平坦。
  3. 締固め品質の規定は,盛土に要求する性能を確保するため設計で設定した所要力学特性を確保するもの。路体・路床の基準となる試験(自然含水比・土粒子の密度・締固め試験など)は,当初(工事の着手前)と材料が明らかに変化したときに行う(国土交通省の品質管理基準も「当初及び土質の変化した時」)。
引っかけ:(ロ)(ハ)は図の曲線の形(鋭い=粗粒土,平坦=細粒土)から考える。(ホ)は日常管理の試験ではなく基準となる試験なので「当初」(着手前)。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第二次検定 令和6年度(2024年10月6日(日)実施) 問題5。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する