コンクリートの材料・配合

重要度 C必須問題・選択問題(1)で出題過去問 3問

コンクリートの材料・配合は、1級土木施工管理技士 第二次検定の平成28年度〜令和8年度(11回)のうち3回で出題された論点です(収録121問中3問・重要度C)。出題されるのは必須問題・選択問題(1)です。

要点:セメント・骨材・混和材料の性質、水セメント比、スランプ、空気量などの配合。

覚える要点

  • 混和材はフライアッシュ(一般にⅡ種)が水和熱の低減・長期強度の増進、膨張材が収縮によるひび割れの低減、高炉スラグ微粉末が化学抵抗性の改善・アルカリシリカ反応の抑制・高強度。
  • 混和剤は流動化剤が運搬時間の長い場合のスランプロス低減、高性能AE減水剤(標準形・遅延形)が単位水量の低減・圧送性・耐凍害性・水密性の改善。
  • レディーミクストコンクリート工場は定めた時間内に運搬・荷卸し・打込みができる工場を選び、種類は粗骨材の最大寸法・呼び強度・荷卸し時の目標スランプ(フロー)・セメントの種類で選定する。
  • 空気量の変動は強度と耐凍害性に影響するので受入れ時に試験で確認(普通コンクリート4.5±1.5%)。単位水量は加熱乾燥法・エアメータ法・静電容量法で推定する。
  • 塩化物イオン量は0.30kg/m³以下、アルカリシリカ反応の抑制はアルカリ総量3.0kg/m³以下・抑制効果のある混合セメント・無害と判定された骨材のいずれか。

勉強のしかた:穴埋め1問が時々出る程度。混和材・混和剤の名称と効果の対応、JIS A 5308の呼び方と受入れの数値を覚えればよく、コンクリート施工の論点と合わせて整理する。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、コンクリートの材料・配合で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 問題2:(イ)は練混ぜから打込み終了までの時間の限度(外気温25℃以下で2時間,25℃超で1.5時間)と混同しやすいが,問われているのはJIS A 5308に規定された運搬時間の1.5時間。(ロ)は設計基準強度・配合強度ではなく「呼び」強度。(ホ)は原則の0.30で,承認を受けた場合の上限0.60と取り違えない。
  • 令和3年度 問題5:(ハ)は「呼び」強度。設計基準強度や配合強度ではない。(ホ)は測定方法(加熱乾燥法・静電容量法)から単位水量と分かる。
  • 令和2年度 問題3:(ハ)は後ろに「微粉末」が続くので「高炉スラグ」(シリカフュームは「微粉末」を付けて呼ばない)。(ホ)は「高性能」の後に続く「AE減水剤」で,「減水剤」だけでは不十分。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

必須問題・選択問題(1)では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成28年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。