環境保全・建設副産物
重要度 B必須問題・選択問題(1)・選択問題(2)で出題過去問 12問
環境保全・建設副産物は、1級土木施工管理技士 第二次検定の平成28年度〜令和8年度(11回)のうち10回で出題された論点です(収録121問中12問・重要度B)。出題されるのは必須問題・選択問題(1)・選択問題(2)です。
要点:騒音・振動対策、建設リサイクル法、産業廃棄物の処理。
覚える要点
- 建設副産物適正処理推進要綱:発注者は対策の条件を明示し経費を計上、元請業者は排出事業者として再資源化と適正処理を行い発生の抑制を施工計画に反映、下請負人は元請の指示・指導に従う。
- 分別解体では残存物品の搬出を確認し特定建設資材の付着物を除去。再生資源利用促進計画(搬出側)・廃棄物処理計画に基づき現場で分別し、分別した廃棄物は種類ごとに保管する。
- 産業廃棄物の保管基準:周囲の囲い、縦横60cm以上の掲示板(種類・管理者の氏名と連絡先・最大積上げ高さ)、飛散・流出・地下浸透・悪臭の防止、害虫の発生防止、石綿含有廃棄物の仕切り。
- マニフェストは引渡しと同時に交付し、種類・数量・受託者の名称を記載、写しは交付日から5年間保存、報告書を都道府県知事に提出(電子マニフェストは報告不要)。
- 再資源化はコンクリート塊が破砕・選別・混合物除去・粒度調整で再生クラッシャーラン・再生コンクリート砂(路盤材・埋戻し材)、建設発生木材はチップ化して木質ボード・堆肥(不適なら燃料)、アスコン塊は再生加熱アスファルト安定処理混合物(上層路盤材)・表層基層用混合物。
- 騒音・振動対策は発生源(低騒音型機械・低振動工法)、伝搬経路(防音パネル・距離)、運転方法・運搬路、作業時間、事前調査(家屋調査・測定)と観点を分け、騒音と振動で同じ内容を書かない。規制基準は敷地境界で85dB・75dB。
勉強のしかた:問題3〜4で毎年1問。推進要綱と再資源化の基本方針の文言、保管基準とマニフェストの数値を暗記し、騒音・振動対策は観点別に5つ書けるようにする。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、環境保全・建設副産物で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 問題3:特別管理産業廃棄物(廃石綿等,廃PCB等)の保管基準は対象外。石綿含有産業廃棄物は普通の産業廃棄物なので書いてよい。掲示板の大きさ(縦横60cm以上)と積上げ高さの数値(勾配50%,囲いの上端から50cm)を正しく書く。300m²以上の現場外の保管の届出(法第12条第3項)は現場内保管の措置ではない。
- 令和8年度 問題7:(イ)は工事着手の7日前(労働基準監督署への計画の届出の14日前・30日前と混同しない)。(ロ)は搬出側の「促進」計画で,搬入側の再生資源利用計画と並ぶ。(ニ)は「特定」建設資材廃棄物(コンクリート,コンクリート及び鉄から成る建設資材,木材,アスファルト・コンクリートの廃棄物)。
- 令和8年度 問題11:騒音の問題なので,振動の対策(振動ローラの起振力,家屋のひび割れ調査など)だけを書かない。「低騒音型機械を使う」と「防音型発電機を使う」のように同じ観点を2つに分けると重複と見られやすい。規制基準は振動(75dB)と取り違えない。
- 令和6年度 問題11:「低騒音型機械」と「低振動型機械」のように,騒音と振動で同じ対策を2つに分けて書くと不可。
- 令和5年度 問題7:(ロ)(ハ)は条文の順で「種類」「数量」。(ホ)は環境大臣や市町村長ではない(政令で定める市では市長に読み替えられる)。
- 令和4年度 問題11:特別管理産業廃棄物(廃石綿等など)の保管基準は対象外。石綿含有産業廃棄物は普通の産業廃棄物なので書いてよい。
この論点の問題
建設廃棄物を現場内で保管する場合の措置令和8年度 問題3
建設副産物適正処理推進要綱の分別解体等の計画(穴埋め)令和8年度 問題7
建設工事に伴う騒音の防止対策・調査令和8年度 問題11
建設工事の騒音・振動の防止対策令和6年度 問題11
産業廃棄物管理票(マニフェスト)の交付(穴埋め)令和5年度 問題7
建設廃棄物の現場内保管の措置令和4年度 問題11
特定建設資材の再資源化(穴埋め)令和3年度 問題7
建設工事の騒音・振動防止対策令和2年度 問題11
特定建設資材廃棄物の再資源化(穴埋め)令和元年度 問題6
建設副産物対策の関係者の責務(穴埋め)平成30年度 問題6
建設廃棄物の分別・保管の具体的対策平成29年度 問題11
建設副産物適正処理推進要綱(穴埋め)平成28年度 問題6
同じ分野で出る論点
必須問題・選択問題(1)・選択問題(2)では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成28年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。