コンクリート工事

重要度 B施工・能力で出題過去問 12問

コンクリート工事は、2級建築施工管理技士 第一次検定の平成30年度〜令和8年度(16回)のうち12回で出題された論点です(収録800問中12問・重要度B)。出題されるのは施工・能力です。

要点:調合(単位水量・細骨材率・単位セメント量)、レディーミクストコンクリートの品質、養生、暑中・寒中の材料の温度管理。

覚える要点

  • 単位水量(最大185kg/m³)・単位セメント量・細骨材率は、所要の品質が得られる範囲でできるだけ小さくする。細骨材率が大きすぎると単位水量が増えて乾燥収縮が大きくなり、小さすぎると粗骨材とモルタルが分離しやすい
  • 単位セメント量が多すぎると水和熱や乾燥収縮でひび割れが生じやすく、少なすぎるとワーカビリティーが悪くなる。水セメント比が小さいほど中性化などへの抵抗性が高く、AE減水剤は所定のスランプを得るための単位水量を減らす
  • スランプと空気量は荷卸し地点の値で指定する。スランプの許容差は値によって異なり、空気量の許容差は一律±1.5%。塩化物量は塩化物イオン量で0.30kg/m³以下で、骨材の種類は購入者が指定できる
  • 川砂利と砕石は、それぞれ所定の品質を満たせば混合して使える。球形に近い粗骨材は扁平なものよりワーカビリティーがよい。溶融スラグ骨材はレディーミクストコンクリート用骨材としてJISに規定がない
  • 標仕の湿潤養生期間は普通ポルトランドセメント5日以上、早強ポルトランドセメント3日以上。所定の強度が出ればせき板を外せるが、その後も湿潤養生を続け、加熱養生中も散水などで乾燥を防ぐ。水密シートで覆うのも湿潤養生になる
  • 打込み後少なくとも1日はその上を歩行・作業せず、硬化初期に振動を与えない。養生温度が高いと初期強度は大きいが長期強度の伸びは小さい。凝結硬化の初期に凍結するのが初期凍害
  • 暑中コンクリートの材料の冷却で散水するのは主に粗骨材で、細骨材に散水すると表面水率の管理が難しい。寒中で材料を加熱する場合、セメント投入前のミキサー内の骨材と水の温度は40℃以下とする

勉強のしかた:16回中12回出ており、調合と養生が中心で、令和6年度からは能力問題(五肢択一)でほぼ毎回出る。単位水量185kg/m³と「品質が得られる範囲でできるだけ小さく」、スランプは荷卸し地点、塩化物イオン量0.30kg/m³、湿潤養生5日・3日を押さえる。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、コンクリート工事で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 前期 No.39:単位水量・細骨材率・単位セメント量は「品質が得られる範囲で小さく」。
  • 令和4年度 後期 No.21:単位水量・単位セメント量・細骨材率は「品質が得られる範囲でできるだけ小さく」が基本である。
  • 令和4年度 前期 No.21:高温養生は「初期は強いが伸びない」。
  • 令和3年度 前期 No.40:スランプの許容差:8〜18cmが±2.5cm,それ以外は±1〜1.5cm。空気量はすべて±1.5%。
  • 令和元年度 前期 No.21:単位水量・単位セメント量・細骨材率は,いずれも品質が得られる範囲で「できるだけ小さく」する。
  • 平成30年度 前期 No.22:細骨材率↑→単位水量↑,細骨材率↓→がさがさで分離しやすい。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

施工・能力では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成30年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。