コンクリートの調合(細骨材率・単位セメント量)
これは2級建築施工管理技士 第一次検定 平成30年度 前期(2018年6月10日(日)実施) No.22の問題です。論点は「コンクリート工事」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 4 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
コンクリートの調合に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(1) 細骨材率が小さすぎると,所定のスランプを得るための単位水量を多く必要とする。
解き方
- 細骨材率には,所要のスランプを得るための単位水量が最小となる最適値がある。細骨材率を大きくすると骨材の表面積が増え,所定のスランプを得るための単位水量が多く必要になる。
- 細骨材率が小さすぎると,単位水量が増えるのではなく,モルタル分が不足してがさがさした粗骨材の分離しやすいコンクリートになる。単位水量の増加と結び付けるのは細骨材率が大きすぎる場合であり,(1)が最も不適当である。
- 高強度コンクリートには高性能AE減水剤が有効で,単位セメント量が少なすぎるとワーカビリティーが悪くなる(一般に最小値270kg/m³)。川砂利と砕石は,それぞれが所定の品質を満たしていれば混合して使用できる。
- 細骨材率が最適値より小さくなりすぎた場合にも単位水量がやや増える傾向はあるが,出題の趣旨は細骨材率が大きいほど単位水量が増すことであり,ほかの3つが明らかに適当なことから(1)を選ぶ。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。所定のスランプを得るための単位水量が多く必要になるのは,細骨材率が大きすぎる場合である。
- (2)適当。高強度コンクリートには高性能AE減水剤の使用が有効である。
- (3)適当。単位セメント量が少なすぎるとワーカビリティーが悪くなる。
- (4)適当。川砂利と砕石は,それぞれ所定の品質を満たせば混合して使用してよい。
引っかけ:細骨材率↑→単位水量↑,細骨材率↓→がさがさで分離しやすい。
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論点ページ:コンクリート工事の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成30年度 前期の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級建築施工管理技士 第一次検定 平成30年度 前期(2018年6月10日(日)実施) No.22。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する