移動式クレーン・玉掛け作業の安全対策
これは2級土木施工管理技士 第二次検定 令和5年度(2023年10月22日(日)実施) 問題8の問題です。論点は「安全管理」(重要度B・解答の形は記述)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
建設工事における移動式クレーン作業及び玉掛け作業に係る安全管理のうち,事業者が実施すべき安全対策について,下記の①,②の作業ごとに,それぞれ1つずつ解答欄に記述しなさい。
ただし,同一の解答は不可とする。
① 移動式クレーン作業
② 玉掛け作業
解答欄
正解
地盤の状態を確認し,軟弱な場合は十分な広さと強度の敷鉄板を敷いてその上に設置し,アウトリガーを最大限に張り出して転倒を防止する。
64 字定格荷重を運転者と玉掛け者が常に分かるように表示し,定格荷重を超える荷重をかけて使用しない。
運転について一定の合図を定め,合図を行う者を指名して合図を行わせ,作業者はその合図に従う。
上部旋回体と接触するおそれのある箇所への立入りを,見やすい箇所への表示などにより禁止する。
強風のため作業に危険が予想されるとき(10分間の平均風速が毎秒10m以上など)は作業を中止する。
つり上げ荷重1t以上の移動式クレーンの玉掛けは,玉掛け技能講習を修了した者に行わせる(1t未満は特別教育を行った者)。
59 字その日の作業を開始する前に,ワイヤロープ・フック・シャックル等の玉掛用具の異常の有無を点検し,異常があれば直ちに補修する。
玉掛け用ワイヤロープは安全係数6以上,フック・シャックルは安全係数5以上のものを使用する。
素線の10%以上が切断したもの,直径の減少が公称径の7%を超えるもの,キンクしたもの,著しい形崩れや腐食があるワイヤロープは使用しない。
ハッカーや1箇所の玉掛けでつった荷の下への立入りを,表示などにより禁止する。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- クレーン等安全規則 第3章「移動式クレーン」から①の措置を選ぶ。作業方法・転倒防止方法・配置と指揮系統の決定(第66条の2),過負荷の制限(第69条),定格荷重の表示(第70条の2),軟弱地盤での使用禁止と敷鉄板(第70条の3),アウトリガーの最大張り出し(第70条の5),合図(第71条),立入禁止(第74条・第74条の2),強風時の作業中止(第74条の3),作業開始前の点検(第78条)など。
- ②は同規則 第8章「玉掛け」から選ぶ。ワイヤロープの安全係数6以上(第213条),フック・シャックル5以上(第214条),不適格なワイヤロープの使用禁止(第215条:素線10%以上の切断・直径7%超の減少・キンク・著しい形崩れや腐食),作業開始前の点検(第220条),就業制限(第221条:つり上げ荷重1t以上は玉掛け技能講習修了者),特別教育(第222条:1t未満)。
- ①と②で同じ内容(例:つり荷の下の立入禁止を両方に書く)は同一の解答として不可になる。
同じ論点の過去問
令和5年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第二次検定 令和5年度(2023年10月22日(日)実施) 問題8。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する