地山の明り掘削作業の安全管理(穴埋め)
これは2級土木施工管理技士 第二次検定 令和5年度(2023年10月22日(日)実施) 問題2の問題です。論点は「安全管理」(重要度B・解答の形は穴埋め・記述)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
地山の明り掘削の作業時に事業者が行わなければならない安全管理に関し,労働安全衛生法上,次の文章の[ ]の(イ)〜(ホ)に当てはまる適切な語句を,下記の語句から選び解答欄に記入しなさい。
(1) 地山の崩壊,埋設物等の損壊等により労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは,作業箇所及びその周辺の地山について,ボーリングその他適当な方法により調査し,調査結果に適応する掘削の時期及び(イ)を定めて,作業を行わなければならない。
(2) 地山の崩壊又は土石の落下により労働者に危険を及ぼす恐れのあるときは,あらかじめ(ロ)を設け,(ハ)を張り,労働者の立入りを禁止する等の措置を講じなければならない。
(3) 掘削機械,積込機械及び運搬機械の使用によるガス導管,地中電線路その他地下に存在する工作物の(ニ)により労働者に危険を及ぼす恐れのあるときは,これらの機械を使用してはならない。
(4) 点検者を指名して,その日の作業を(ホ)する前,大雨の後及び中震(震度4)以上の地震の後,浮石及び亀裂の有無及び状態並びに含水,湧水及び凍結の状態の変化を点検させなければならない。
解答欄
正解
| (イ) | 順序 |
|---|---|
| (ロ) | 土止め支保工(土留め支保工・土止支保工 も正解) |
| (ハ) | 防護網 |
| (ニ) | 損壊 |
| (ホ) | 開始 |
解き方
- 労働安全衛生規則 第2編第6章第1節「明り掘削の作業」による。(1)は第355条(作業箇所等の調査)で,調査で知り得たところに適応する掘削の時期及び順序を定めて作業する。(2)は第361条(地山の崩壊等による危険の防止)で,あらかじめ土止め支保工を設け,防護網を張り,立入りを禁止する等の措置を講じる。
- (3)は第363条(掘削機械等の使用禁止)で,ガス導管・地中電線路等の地下工作物の損壊により危険を及ぼすおそれのあるときは掘削機械等を使用しない。(4)は第358条(点検)で,点検者を指名し,その日の作業を開始する前,大雨の後及び中震(震度4)以上の地震の後に浮石・き裂・含水・湧水・凍結の状態の変化を点検させる。
引っかけ:(ロ)は語群の「型枠支保工」と取り違えない。(ハ)は「遮水シート」「養生シート」ではなく落石を受ける「防護網」。(ホ)は作業の「終了」後ではなく「開始」前の点検。
現行法令との関係:(2)の根拠の労働安全衛生規則第361条は試験後に2度改正された。出題当時は「労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは,…労働者の立入りを禁止する等」であったが,令和6年厚生労働省令第80号(2025-04-01施行)で「危険を及ぼすおそれのあるときは,…当該作業場において作業に従事する者の立入りを禁止する等」となり,一人親方など労働者以外の者も保護の対象になった。さらに令和8年厚生労働省令第3号(2026-04-01施行)で「作業に従事する作業従事者」に改められた。空欄の答え(土止め支保工・防護網)は変わらない。第355条・第358条・第363条は出題当時と同じ。
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論点ページ:安全管理の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和5年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第二次検定 令和5年度(2023年10月22日(日)実施) 問題2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する