架空線・地下埋設物の損傷事故防止対策
これは2級土木施工管理技士 第二次検定 平成30年度(2018年10月28日(日)実施) 問題8の問題です。論点は「安全管理」(重要度B・解答の形は記述)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
下図のような道路上で架空線と地下埋設物に近接して水道管補修工事を行う場合において,工事用掘削機械を使用する際に次の項目の事故を防止するため配慮すべき具体的な安全対策について,それぞれ1つ解答欄に記述しなさい。
(1) 架空線損傷事故
(2) 地下埋設物損傷事故

解答欄
正解
架空線の管理者と協議して,架空線に防護カバー(絶縁用防護管)を取り付け,掘削機械のアームが接近しても損傷や感電が起きないようにする。
66 字作業場の出入口や架空線の手前に高さ制限装置(門型のバー)と「上空架空線注意」の看板を設け,アームの上げ過ぎや下げ忘れを防ぐ。
施工前に架空線の種類・位置・高さを調べて離隔距離を決め,アームの旋回範囲と上げてよい高さを制限する区域を設定して監視人に監視させる。
架空線の位置を目印の旗や吹流しで明示し,接近したら警報を出すセンサーを掘削機械に付けて,作業員全員に離隔距離を周知する。
施工前に埋設物管理者の立会いのもとで台帳と照合して試掘を行い,ガス管・水道管の種類と位置(平面・深さ)を目視で確認する。
60 字ガス管に近接する箇所は掘削機械を使わず人力で掘削し,露出したガス管はつり防護や受け防護で防護する。
試掘で確認した埋設物の位置・深さ・名称・管理者の連絡先を記した標示板を設け,路面にも位置を明示して作業員とオペレータに周知する。
埋設物の管理者と防護方法・立会いの有無・緊急時の連絡方法を事前に協議して決め,埋設物付近の掘削には管理者の立会いを求める。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- (1)は建設工事公衆災害防止対策要綱[土木工事編]第36(架線,構造物等に近接した作業:物件の位置のマーキング,ブームの回転に対するストッパー,近接電線への絶縁材の装着など)と第34第4項(出入口等の高さ制限装置),労働安全衛生規則第349条(架空電線に近接する作業での感電防止:移設・囲い・絶縁用防護具の装着・監視人の配置)から書く。
- (2)は同要綱第42(台帳との照合と試掘による目視確認)・第43~第45(埋設物付近の人力掘削,標示板,管理者との協議・立会い)と,労働安全衛生規則第355条(作業箇所の調査),第362条(露出したガス導管のつり防護・受け防護),第363条(地下工作物を損壊するおそれのあるときは掘削機械を使用しない)から書く。
- それぞれ1つ書けばよいが,「何を」「どうする」まで具体的に書く。
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平成30年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第二次検定 平成30年度(2018年10月28日(日)実施) 問題8。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する