建設工事に伴う騒音の防止対策・調査
これは1級土木施工管理技士 第二次検定 令和8年度(2026年10月4日(日)実施) 問題11の問題です。論点は「環境保全・建設副産物」(重要度B・解答の形は記述)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
建設工事に伴う騒音を防止するための具体的な対策又は調査を5つ記述しなさい。
解答欄
正解
着工前に周辺の住居・学校・病院等の位置と暗騒音を調査し,機械の配置や作業時間の計画に反映する。
47 字着工前に作業場所が騒音規制法の指定地域か,区域の区分(1号・2号区域)を調べ,特定建設作業の届出を7日前までに行う。
着工前に工事の内容・期間・作業時間を周辺住民に説明し,騒音に対する要望を把握しておく。
国土交通省指定の低騒音型建設機械を使用し,騒音の発生源での騒音を小さくする。
38 字発動発電機や空気圧縮機は防音型(超低騒音型)を使い,エンジンカバーを閉じて運転する。
コンクリート構造物の取壊しはブレーカを避け,油圧圧砕機やワイヤーソーなど騒音の小さい工法とする。
既製杭は打撃工法を避け,中掘り工法やプレボーリング工法など騒音の小さい工法で施工する。
工事現場の周囲に防音パネルや防音シートの仮囲いを設け,騒音が周辺へ伝わるのを遮る。
41 字騒音の大きい機械は住居等からできるだけ離れた位置に配置し,距離による減衰を図る。
定置式の機械(発電機・コンプレッサ)は防音ハウスで囲い,開口部を住居側に向けない。
建設機械はアイドリングストップを徹底し,空ぶかしや急発進・急加速をしない丁寧な運転をさせる。
46 字建設機械は日常の点検整備を行い,消音器の破損や潤滑不良による異常な騒音を防ぐ。
工事用車両の運搬経路は住宅地を避け,段差を補修して走行速度を制限し,荷台のあおりによる音を抑える。
工事中は敷地境界で騒音レベルを定期的に測定し,特定建設作業は規制基準の85dBを超えないことを確認する。
52 字作業は早朝・夜間・休日を避け,特定建設作業は1号区域では午後7時から翌日午前7時まで行わない。
騒音の大きい作業は住民の生活に影響の少ない日中に行い,1日の作業時間をできるだけ短くする。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 騒音規制法の特定建設作業の規制(敷地境界で85dB以下,1号区域は午後7時~翌日午前7時・2号区域は午後10時~翌日午前6時の作業禁止,1日の作業時間は1号区域10時間・2号区域14時間以内,連続6日以内,日曜・休日の作業禁止,着手7日前までの市町村長への届出)と,「建設工事に伴う騒音振動対策技術指針」による。
- 指針は,事前調査(周辺の状況,暗騒音)と住民への説明,低騒音型建設機械・低騒音の工法の採用,遮音壁などの伝搬経路対策と機械の配置,機械の点検整備・丁寧な運転・アイドリングの抑制,作業時間帯の配慮,工事中の騒音の測定などを示している。
- 「対策又は調査」なので,発生源対策・伝搬経路対策・運転と整備・作業時間・事前調査や測定と観点を分けて5つ並べると重複しない。
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令和8年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第二次検定 令和8年度(2026年10月4日(日)実施) 問題11。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する