浄化槽
重要度 B空調・衛生で出題過去問 17問
浄化槽は、2級管工事施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(17回)のうち17回で出題された論点です(収録884問中17問・重要度B)。出題されるのは空調・衛生です。
要点:浄化槽の処理方式と処理フロー、処理対象人員の算定(JIS A 3302)、据付け。
覚える要点
- 処理対象人員(JIS A 3302)は、事務所・集会場・共同住宅・旅館・映画館などは延べ面積、公衆便所は総便器数(n=16C)、保育所・学校は定員、病院はベッド数で算定する
- FRP製浄化槽は槽に水を張った状態で、良質土で均等に突き固めながら埋め戻す(土圧による変形を防ぐ)。漏水検査は満水にして24時間以上
- 浮上防止は浮上防止金具やバンドで槽本体を基礎コンクリートに固定する。掘りすぎた部分は土で埋め戻さず砂利地業や捨てコンクリートで調整し、槽が分かれても基礎は一体の共通基礎とする
- マンホールのかさ上げは300mm以下。流入管・放流管は管の埋設深さまで埋め戻してから接続し、ブロワーは隣家や寝室から離して設置する
- 分離接触ばっ気方式は沈殿分離槽→接触ばっ気槽→沈殿槽→消毒槽の順。嫌気ろ床接触ばっ気方式は最初の槽が嫌気ろ床槽
- 一次処理は沈殿分離などで沈降性の浮遊物を除く工程。小規模合併処理浄化槽では窒素・りんはほとんど除去できず、窒素も除くのは脱窒ろ床接触ばっ気方式。工場廃水は処理対象外
勉強のしかた:毎回1問で、FRP製浄化槽の施工と処理対象人員の算定がほぼ交互に出る。「水張りしてから埋め戻す」「満水24時間」と、延べ面積を使わない用途(公衆便所・学校・病院)を押さえる。浄化槽法は「その他の法令」で出る。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、浄化槽で間違えやすい点を集めました。
- 令和7年度 後期 No.23:FRP製浄化槽は「水張りしたまま埋め戻す」と覚える。
- 令和7年度 前期 No.23:FRP槽は「水張りしてから埋め戻す」。満水試験は24時間以上である。
- 令和6年度 後期 No.23:延べ面積によらないものは、公衆便所(便器数)、学校(定員)、病院(ベッド数)、ホテル以外の宿泊施設の一部など。
- 令和6年度 前期 No.23:浮上防止は「基礎に固定する」。埋戻しの水締めは沈下防止・空隙の充填のためで、浮力には対抗できない。
- 令和5年度 後期 No.23:延べ面積以外で算定する主な用途には、公衆便所(総便器数)、病院(ベッド数)、学校(定員)などがある。
- 令和5年度 前期 No.23:FRP槽は空のままだと軽く変形しやすい。「水張り→埋戻し」の順序が大切である。
この論点の問題
浄化槽(処理対象・一次処理・脱窒)令和8年度 前期 No.23
FRP製浄化槽の施工令和7年度 後期 No.23
FRP製浄化槽の施工(埋戻し・満水試験)令和7年度 前期 No.23
浄化槽の処理対象人員の算定令和6年度 後期 No.23
FRP製浄化槽の施工(浮上防止・水平確認)令和6年度 前期 No.23
浄化槽の処理対象人員の算定令和5年度 後期 No.23
FRP製浄化槽の施工令和5年度 前期 No.23
浄化槽の処理フロー(分離接触ばっ気方式)令和4年度 後期 No.23
浄化槽(前処理・一次処理・嫌気性処理)令和4年度 前期 No.23
分離接触ばっ気方式の処理フロー令和3年度 後期 No.23
FRP製浄化槽の施工令和3年度 前期 No.23
FRP製浄化槽の施工(満水試験)令和2年度 後期 No.23
浄化槽の処理対象人員算定基準(延べ面積)令和元年度 後期 No.23
FRP製浄化槽の施工(水張り・埋戻し)令和元年度 前期 No.23
浄化槽の処理対象人員の算定(延べ面積)平成30年度 後期 No.23
FRP製浄化槽の施工(墨出し・水平・漏水検査・埋戻し)平成30年度 前期 No.23
浄化槽の処理対象人員の算定(延べ面積)平成29年度 No.23
同じ分野で出る論点
空調・衛生では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。