貸倒引当金・完成工事補償引当金
重要度 A第5問で出題過去問 11問
貸倒引当金・完成工事補償引当金は、建設業経理士1級 財務諸表の第29〜39回(11回)のうち11回で出題された論点です(収録97問中11問・重要度A。うち11問は精算表の一部として出題)。出題されるのは第5問です。
要点:売上債権(受取手形または電子記録債権と完成工事未収入金)の期末残高に率を掛け、差額補充法で繰入額を求める。工事進行基準で当期に増えた完成工事未収入金を先に確定させてから計算する。第37 回以降は債権ごとに率が異なる(電子記録債権 2〜3%、完成工事未収入金 2〜3%)。完成工事補償引当金は当期の完成工事高(進行基準分を含む)×0.5%を差額補充法で設定し、繰入額は未成工事支出金に計上する。
覚える要点
- 貸倒引当金の繰入額=(受取手形または電子記録債権+完成工事未収入金)の期末残高×率−引当金残高。工事進行基準で当期に計上した完成工事未収入金を先に確定させてから計算する。
- 第39回のように債権ごとに率が異なる回は、電子記録債権と完成工事未収入金を別々に計算して合計する。
- 繰入額のうち税務上損金算入が認められない額×実効税率30%は繰延税金資産/法人税等調整額(貸方)として税効果を適用する。
- 完成工事補償引当金=当期の完成工事高(進行基準分を含む)×0.5%を差額補充法で設定し、繰入額は未成工事支出金に計上する。端数は千円未満切捨て。
勉強のしかた:第5問(6)(7)の定型項目。進行基準の完成工事高・完成工事未収入金を先に出す順序を守り、税効果の対象額が繰入額全体ではなく損金不算入額だけである点を精算表で確かめる。
この論点を含む問題
次の問題では、精算表の中の一部として貸倒引当金・完成工事補償引当金が問われます。解説の該当箇所で、この論点の処理を確かめてください。
精算表(機械装置の除却・減損、その他有価証券の税効果、外貨建貸付金の換算、工事進行基準の見積変更)第39回 第5問
精算表(機械装置の除却・減損、その他有価証券と金利スワップの税効果、工事進行基準の見積変更)第38回 第5問
精算表(機械装置の修理と減価償却、その他有価証券の償却原価法と税効果、元利継続式定期預金、工事進行基準の見積変更)第37回 第5問
精算表(機械装置の除却、その他有価証券の償却原価法と税効果、社債の買入償還の修正、工事進行基準の見積変更)第36回 第5問
精算表(機械装置の減損、その他有価証券と金利スワップの繰延ヘッジ・税効果、工事進行基準の見積変更)第35回 第5問
精算表(機械装置の除却、元利継続式定期預金の未収利息、その他有価証券の税効果、工事進行基準の見積変更)第34回 第5問
精算表(機械装置の減損、外貨建貸付金の換算、その他有価証券の税効果、工事進行基準の見積変更)第33回 第5問
精算表(資産除去債務付き機械装置の撤去・売却、機械装置の除却、その他有価証券の税効果、工事進行基準の見積変更)第32回 第5問
精算表(機械装置の減損、外貨建貸付金の換算、社債の買入償還の修正と減債積立金の取崩し、工事進行基準の見積変更)第31回 第5問
精算表(機械装置の減損、外貨建貸付金の換算、その他有価証券の償却原価法と税効果、工事進行基準の見積変更)第30回 第5問
精算表(機械装置の除却、元利継続式定期預金の未収利息、その他有価証券の税効果、工事進行基準の見積変更)第29回 第5問
同じ大問で出る論点
第5問では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが第29〜39回の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。