左官工事

重要度 B仕上施工・応用能力で出題過去問 10問

左官工事は、1級建築施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録760問中10問・重要度B)。出題されるのは仕上施工・応用能力です。

要点:内壁のセメントモルタル塗り、防水形複層仕上塗材。

覚える要点

  • 内壁コンクリート下地のセメントモルタル塗りは、1回の塗厚7mm以下、全塗厚25mm以下(内壁の標準は20mm)。下塗り用モルタルの調合はセメント1:砂2.5の富調合で、中塗り・上塗りは1:3と上の層ほど貧調合にする
  • 吸水調整材を塗った場合は乾燥(1時間以上)を確かめてから下塗りし、ポリマーセメントペーストを塗った場合は乾燥しないうちに下塗りする。下塗り面は金ぐしで荒らし目をつけ、14日以上放置してひび割れを出させる
  • むら直しは、むらが著しい場合に中塗り・上塗りの塗厚を均一にするため下塗りの後に行う
  • 防水形複層塗材Eの工程は、下塗り→増塗り→主材基層(2回)→主材模様(1回)→上塗り(2回)。増塗りは主材塗りの前に出隅・入隅などに行い、凸部処理は模様塗りの後にこて・ローラーで押さえる
  • 防水形複層塗材Eの所要量は、下塗材0.1kg/m²以上、主材基層1.7kg/m²以上、上塗材0.25kg/m²以上。令和7年版の標仕では増塗材0.6kg/m²以上、主材模様0.7kg/m²以上に改められた

勉強のしかた:10回すべてで1問出て、内壁のセメントモルタル塗りと防水形複層塗材E仕上げがほぼ1年おきに交互に出る(令和7・8年度は応用能力)。モルタル塗りは下塗りの調合1:2.5と全塗厚25mm、塗材は増塗りが主材塗りの前、主材基層は2回塗りという誤りの選択肢が繰り返し出る。

この論点の引っかけ・間違えやすい点

収録している過去問の解説から、左官工事で間違えやすい点を集めました。

  • 令和8年度 No.55:増塗りは「主材を塗る前の補強」。出隅・入隅に先に塗っておき,その上から主材の基層塗りを行う。
  • 令和7年度 No.55:調合は「下塗り1:2.5,中塗り・上塗り1:3」。下から上へ貧調合にしていく。
  • 令和6年度 No.34:防水形は膜厚を確保するため基層塗りを2回にする。
  • 令和5年度 No.35:下塗りほど富調合(セメントが多い)、上塗りほど貧調合。
  • 令和4年度 No.35:防水形は「下塗り→増塗り→主材基層(2回)→主材模様→上塗り(2回)」。
  • 令和2年度 No.39:防水形複層塗材は主材基層が厚く2回塗り。所要量は「以上」の値なので、多い分には適当。

この論点の問題

同じ分野で出る論点

仕上施工・応用能力では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。

出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。