防水形複層塗材Eの所要量と塗り回数
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.39の問題です。論点は「左官工事」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
防水形合成樹脂エマルション系複層仕上塗材(防水形複層塗材E)仕上げに関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(2) 主材の基層塗りは,1.2kg/m²を1回塗りで,下地を覆うように塗り付けた。
解き方
- 標仕 表15.6.1(平成31年版)では、防水形複層塗材Eの凸部処理・凹凸状仕上げは、下塗材0.1kg/m²以上1回、増塗材0.9kg/m²以上1回、主材基層1.7kg/m²以上2回、主材模様0.9kg/m²以上1回、上塗材0.25kg/m²以上2回とされている。
- 主材の基層塗りを1.2kg/m²の1回塗りとした(2)は、所要量・塗り回数とも不足しており不適当である。防水形は主材基層を厚く連続した膜とすることで、下地のひび割れへの追従性を確保する。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。下塗材は0.1kg/m²以上を1回塗るので、0.2kg/m²の1回塗りは適当である。
- (2)不適当。主材の基層塗りは1.7kg/m²以上を2回塗りとする。
- (3)適当。主材の模様塗りは0.9kg/m²以上を1回塗るので、1.0kg/m²の1回塗りは適当である。
- (4)適当。上塗材は0.25kg/m²以上を2回塗るので、0.3kg/m²の2回塗りは適当である。
引っかけ:防水形複層塗材は主材基層が厚く2回塗り。所要量は「以上」の値なので、多い分には適当。
現行法令との関係:公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版の表15.6.1では、防水形複層塗材Eの増塗材が0.6kg/m²以上、主材模様が0.7kg/m²以上に改められた。主材基層は1.7kg/m²以上・2回のままで、この問題の答えは変わらない。
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論点ページ:左官工事の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和2年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.39。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する