地業・杭
重要度 B躯体施工で出題過去問 10問
地業・杭は、1級建築施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち10回で出題された論点です(収録760問中10問・重要度B)。出題されるのは躯体施工です。
要点:既製コンクリート杭・場所打ちコンクリート杭の施工と管理、地業。
覚える要点
- 既製杭の吊り上げは両端から杭長の1/5程度の2点で支持する。アースオーガーは掘削時・引上げ時とも正回転とし、急に引き上げない。砂質地盤の中掘り工法では先掘り長さを杭径以下にする
- 既製杭の施工精度は傾斜1/100以内、杭心ずれ量は杭径の1/4かつ100mm以下。現場溶接継手はアーク溶接でルート間隔4mm以下。PHC杭の頭部を切断すると切断面から350mm程度はプレストレスが減るので補強する
- アースドリル工法の安定液は、造壁性を確保したうえでできるだけ低粘性・低比重とする。地下水がなく孔壁が自立する地盤では、監督職員と協議して安定液を使わないことができる
- 場所打ち杭の余盛りは無水掘りで500mm以上、孔内水がある場合は800mm以上。トレミー管の先端はコンクリート中に2m以上入れておく。リバース工法の孔内水位は地下水位より2m以上高く保つ
- 鉄筋かごのスペーサーは、ケーシングを使わないアースドリル・リバース工法では孔壁を傷めない鋼板とし、鉄筋(D13以上)を使うのはオールケーシング工法。鉄筋かごの交差部は鉄線で結束し、主筋に点付け溶接しない
勉強のしかた:10回すべてで1問出て、既製コンクリート杭と場所打ちコンクリート杭がほぼ1年おきに交互に出る。既製杭は吊り上げの1/5点・オーガーの正回転・砂質地盤の先掘り・杭頭切断の補強、場所打ち杭は余盛り800mm・スペーサーの材料・安定液は低粘性低比重を押さえる。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、地業・杭で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 No.24:余盛りは無水掘り500mm以上,孔内水あり800mm以上。
- 令和4年度 No.24:リバースは「水頭差2m以上」。トレミー管の挿入長さは「2m以上,最長9m程度」。
- 令和2年度 No.24:鉄筋のスペーサーはケーシングチューブで孔壁が守られるオールケーシング工法だけ。
- 令和元年度 No.24:砂質地盤では先掘り・拡大掘りを控えるのが原則である。
- 平成29年度 No.24:吊り上げの支持点は「端」ではなく「1/5点」。
この論点の問題
アースドリル工法による場所打ちコンクリート杭令和8年度 No.24
既製コンクリート杭の施工令和7年度 No.23
場所打ちコンクリート杭の施工令和6年度 No.24
既製コンクリート杭の施工(吊り上げ・継手・杭頭)令和5年度 No.23
場所打ちコンクリート杭地業令和4年度 No.24
既製コンクリート杭の施工(中掘り工法・溶接継手・杭頭切断)令和3年度 No.23
場所打ちコンクリート杭地業令和2年度 No.24
既製コンクリート杭の施工令和元年度 No.24
アースドリル工法の場所打ち杭平成30年度 No.24
既製コンクリート杭の施工平成29年度 No.24
同じ分野で出る論点
躯体施工では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。