試験・検査
重要度 B施工管理法・応用能力で出題過去問 12問
試験・検査は、1級建築施工管理技士 第一次検定の平成29年度〜令和8年度(10回)のうち8回で出題された論点です(収録760問中12問・重要度B)。出題されるのは施工管理法・応用能力です。
要点:コンクリートの受入れ検査、ガス圧接継手の検査、タイルの接着力試験などの方法・判定・不合格時の処置。
覚える要点
- ガス圧接部の外観検査で不合格のとき、再加熱で修正できるのはふくらみの直径・長さの不足(加圧も行う)と折れ曲がりだけ。圧接面のずれ・偏心量の超過・片ふくらみ・焼割れは切り取って再圧接する
- ガス圧接の外観検査は全圧接部、超音波探傷試験は1組の作業班が1日に施工した圧接箇所を1ロットとして30か所を無作為に抜き取る(引張試験は3本)。不合格ロットは残り全数を超音波探傷試験する
- タイルの引張接着力試験は100m²ごと及びその端数につき1個以上かつ全体で3個以上、施工後2週間以上たってから行う。小口平より大きいタイルは小口平の大きさに切断し、周囲はコンクリート面まで切断して絶縁する
- リバウンドハンマーはコンクリートの強度推定、タイルの浮きの打音検査はテストハンマー、塗膜・陽極酸化皮膜の厚さは電磁膜厚計・渦電流式測定器、含水率は高周波水分計・電気抵抗式水分計で測る
- 塗装するモルタル面はアルカリ度がpH9以下であることを確認する。造作材の含水率はA種で15%以下。仕上塗材の所要量は単位面積当たりの使用量で確認する。ホルムアルデヒドの濃度はパッシブ型採取機器で測れる
- 構造体コンクリート強度の判定用供試体は、適切な間隔をあけた3台の運搬車から1個ずつ計3個(受入れの調合管理強度の判定は1台から3個)。現場水中養生で平均気温20℃以上なら、1回の試験結果が調合管理強度以上で合格
- スランプ8cm以上18cm以下の許容差は±2.5cm、空気量の許容差は±1.5%。塩化物量は同一試料からとった3個の分取試料を各1回測定し、その平均値を試験値とする
勉強のしかた:10回のうち8回、1〜2問出る(令和3年度と令和8年度は出ていない)。ガス圧接の不合格の処置(偏心は切り取って再圧接)と超音波探傷試験の30か所、タイルの引張接着力試験の個数、検査機器と用途の組合せ、塗装素地のpH9以下が繰り返し出る。応用能力(No.59・60)でも躯体・仕上げの試験と検査が出る。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、試験・検査で間違えやすい点を集めました。
- 令和7年度 No.46:塗装素地の確認は「含水率10%以下(モルタル・コンクリート面)」「pH9以下」がセットで問われる。
- 令和6年度 No.59:超音波探傷試験は1ロット30か所,引張試験は1ロット3本。数値の入替えに注意する。
- 令和5年度 No.60:計器と用途の組合せで判断する。渦電流式→膜厚,高周波水分計→含水率,リバウンドハンマー→コンクリート強度,テストハンマー→打音検査。
- 令和4年度 No.48:再加熱で直せるのは「ふくらみ不足」と「折れ曲がり」だけ。偏心・圧接面のずれ・片ふくらみは切り取って再圧接。
- 令和2年度 No.61:受入れ検査(調合管理強度の判定)は「1台から3個」,構造体強度の判定は「3台から1個ずつ」。
- 令和2年度 No.62:タイルの引張接着力試験は「100m²ごと1個以上,全体で3個以上」。
この論点の問題
仕上工事の試験及び検査令和7年度 No.46
躯体工事の試験及び検査令和6年度 No.59
仕上工事の試験・検査令和5年度 No.60
鉄筋コンクリート工事の試験及び検査令和4年度 No.48
普通コンクリートの試験・検査令和2年度 No.61
壁タイル張りの引張接着力試験令和2年度 No.62
ガス圧接部の不合格時の処置令和元年度 No.62
仕上げ工事の試験及び検査令和元年度 No.63
鉄筋のガス圧接部の試験・検査平成30年度 No.61
壁タイルの引張接着力試験平成30年度 No.62
ガス圧接継手の不合格圧接部の処置平成29年度 No.62
仕上工事の試験・検査に用いる機器平成29年度 No.63
同じ分野で出る論点
施工管理法・応用能力では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成29年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。