平成29年度 No.62論点:試験・検査重要度 B配点 1点未着手

ガス圧接継手の不合格圧接部の処置

これは1級建築施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.62の問題です。論点は「試験・検査」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。

鉄筋のガス圧接継手の外観検査の結果,不合格となった圧接部の処置に関する記述として,最も不適当なものはどれか。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(3) 圧接部における相互の鉄筋の偏心量が規定値を超えた場合は,再加熱し圧力を加えて偏心を修正する。

解き方

  1. 標仕(平成28年版)5.4.10(a)により,外観試験で不合格となった圧接部のうち,ふくらみの直径・長さの不足と明らかな折れ曲りは再加熱して修正し,ずれ・偏心量の超過と著しいつば形・焼割れは圧接部を切り取って再圧接する。
  2. 偏心量が規定値(鉄筋径の1/5以下)を超えたものは,再加熱しても鉄筋の軸を正しく戻せないので,切り取って再圧接する。
  3. よって再加熱して偏心を修正するとした(3)が最も不適当である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当。ふくらみの直径が規定値に満たない場合は,再加熱し加圧して所定のふくらみに修正する。
  2. (2)適当。ふくらみが著しいつば形の場合は,圧接部を切り取って再圧接する。
  3. (3)適当でない。偏心量が規定値を超えた場合は,圧接部を切り取って再圧接する。
  4. (4)適当。圧接面のずれが規定値を超えた場合は,圧接部を切り取って再圧接する。
引っかけ:再加熱で直せるのは「ふくらみ不足」と「折れ曲り」だけ。それ以外(ずれ・偏心・つば形・焼割れなど)は切り取って再圧接と覚える。
現行法令との関係:公共建築工事標準仕様書(建築工事編)平成31年版から,不合格となった圧接部への措置は5.4.11に移り,「つば形」の語はなくなって「片ふくらみ」「焼き割れ,へこみ,垂れ下がりその他有害と認められる欠陥」は切り取って再圧接すると整理された(令和4年版・令和7年版も同じ)。偏心量の超過は引き続き切り取って再圧接である。この問題の答えは変わらない。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.62。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する